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Mトーナメントの松ヶ瀬プロを見て、こっちの方がいいのでは?…と思った話

Mトーナメント2024・6月21日の予選L卓を観戦。L卓の出場者は鈴木たろう・松ヶ瀬隆弥・逢川恵夢・桑田憲汰の4名。MトーナメントはMリーグルールで半荘2回を行い、そのポイント合計で争うルール。

そのため、2戦の内1回でもトップを取れば、かなり勝ち抜ける確率が上がる。なので特に1試合目は全員がトップを狙って前のめりに攻めてくることになる。その結果、普段とは打ち方ががらりと変わる選手もおり、特にL卓の試合における松ヶ瀬プロの打ち方は豹変していた。

第1試合の東1局1本場、松ヶ瀬プロはこの手から1枚目の発をポンすると…

その2巡後には、2456mの形から4mを鳴いてカン3mを残す…という食いのばしを行った。

まず1枚目の発ポンから鳴いていったのが、松ヶ瀬プロにしては積極的だなと感じた。まあ供託があればこんなものかもしれないが…ただその後の4mチーは普段の松ヶ瀬プロならまずやらないプレーのように思えた。

確かに場に4mが切れているのでカン3mの場況はいい。だから食い伸ばし自体は十分あるプレーだろう。ただ松ヶ瀬プロは自分から手牌を短くしていって、なんとかアガりに行く…という仕掛けをあまりしない。だからこのプレーは見ていて驚いた。トップを取るのが有利なトーナメントなら、ここまで攻撃的になるのか…と。

ひるがえって、松ヶ瀬プロといえばMリーグでは屈指の守備型として有名であろう。ジックリ手牌を作って、放銃を避けながら立ち回り、一発で差す…というような打ち方だ。ただこの打ち方に対しては、以前より個人的に疑念を抱く部分があった。それはMリーグにおいて、松ヶ瀬プロの打ち方は適応できているのか?…ということである。

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