Mackey fan note049「GREEN DAYS」

2007年発売、36枚目のシングル。

僕はこの曲を聴いて、槇原敬之のファンになりました。

なので、この曲を聴いている時は常に、気付かせてくれてありがとう、的な気持ちになります。恩人みたいなもん。きっかけになっただけあってシンプルに曲も好きでよく聴いていますが。

 一般的な知名度がどの程度か正直わかっていないんだけれども、フジテレビのドラマの主題歌になっていた。また、その連動企画で車のCMソングにも選ばれたという事で、多少なり耳にする機会は多かったはず。実際、セールス的にもシングルで久々にオリコントップ3に入ったし、現時点でトップ3に入った最後の曲でもある。あと、この曲で『どんなときも。』以来に紅白歌合戦に出ている。

 近年の中でも、ものすごくキャッチーなサビ。まあ、この曲に限らずキャッチーかキャッチーじゃないかなんて売れたかどうかで無意識に判断してしまってそうですが。覚えやすさはあると思います。

 生演奏のバンドで聴いた時に映える曲でもあます。こういうのをバンドサウンドというんでしょうか。知識薄々。ライブでも『どんなときも。』『もう恋なんてしない』に次ぐレベルの定番曲まで出世してた。

 僕は、Bメロからサビにかけてがとにかく好きです。

これは、この曲を知った時、好きになる決め手になったほど。

 思い出話になります。僕はドラマは見ていなかったんですけど、ある日、ドラマが放送されてた時期に「ネプリーグ」を見ていました。当時のネプリーグはゴールデンに昇格して間もない頃。その時のネプリーグって、数か月に一度の特番の時だけ深夜時代の企画を復活してたんですよね(結局不評だったのか、次第になくなったけど)。

 復活コーナーの一つに、名前は覚えてないけど、邦楽の中に出てくる英単語を日本語に訳すというクイズ企画があって、問題の一つとして出題されていたのがGREEN DAYSでした。因みにこれの答えは「青春時代」。

僕は元々、このコーナーが好きだった。出題の際に流れた本人出演PVを、最後にホリケンさんがパロディした上で日本語に訳した状態で歌って正解発表するんですが、これがめちゃくちゃくだらなくて。本人になりきったメイクとか衣装は雑だし、ホリケンさんの歌唱もかなり適当なのに、アーティストがバンドの場合もホリケンさんが全員になりきった上で合成するという無駄な手の込みようとか。
 
 だから、このコーナーが復活するとわかってビデオに録画したし、繰り返し何度も見た。マッキーなんて特に容姿を誇張して表現されがちな人なので、なりきりのクオリティも酷いもんだったけれど、なんかこのコーナーは出来が酷ければ酷いほど面白かったのでゲラゲラ笑って見ていた記憶がある。

 狂ったように、この企画だけを繰り返し見ていた。面白い事は面白いけど、こんな熱入れて繰り返し見てた人、他にいなかったと思う。

そんな時、企画とともに繰り返し流れ続けるGREEN DAYSを聴いているうち、「あれ、この曲、なんか良いな」と思った。今までテレビから流れてる曲を口ずさむ事はあれど、興味を持った事なんてなかったのに。その企画で流れていた部分が、Bメロからサビにかけて。

以下は一番のBメロ。

よかった この世界は
サイテーだと誤解したままで
今日一日が終わらずにすんだよ
君といたからだ

 この曲、基本は爽やかで疾走感のある曲なんだけど、Bメロのアレンジが少し不穏なんですよね。まさに、最低だと誤解していた頃、を彷彿とさせるような妙な不安感がある。けど、「君といたからだ」でまた即座にパッと明るくなって、そのままキャッチーなサビに流れ込む。

 この緩急にものすごく心を掴まれた。

 そして、忘れちゃいけないとネットで曲を調べまくる。すると、どの曲を聴いても、どの曲を聴いても、好きでしかなかった。正直、このままだと全部集めなくちゃ気が済まなくなるし、頼むからものすごいクオリティ低い曲混ざっててゲンナリさせてくれとすら思っていたけど、好きな曲しかなかった。

 本当に邦楽というか、音楽に興味がなかったので、全曲集めるにあたっても苦労した。まず、CDの発売形態から勉強しなきゃいけない。当時、僕は世の中にシングルしか存在しないと思ってたので。カップリング、アルバムという概念がなかった。この時点で36枚目のシングルなので、槇原敬之は持ち歌36曲しかないと思ってた。


 思い出話に重きを置きすぎも置きすぎですが、要はBメロとサビだけで一人の生活習慣を変えてしまうほどのパワーがあるという事です。興味があればぜひ。てか改めて振り返って曲の気になり方がゆーびーむさんみたいだな。


―本編と関係ない半分日記のメモー
 このシリーズだけでいうと2か月ぶりの更新。このnote、思い入れのある曲は書きしろが多い分、文字数を稼げるし記事にしやすいので、なるべく、あまり思い入れがない曲を改めて考察するようにしていたのですが。

(なぜなら、このシリーズは最終的に全曲分の感想を書くという一応の目標があるので、書きやすいのを後に残しておいた方が気が楽だから)

最近、諸事情でさぼってしまっていたので(諸事情がない時もさぼってた)、大急ぎで更新するために一番思い入れのある曲を解放してしまった。(一番好きな曲、はまた別にありますが)。しかも、思い入れありすぎてそこそこ時間かかってるし、この決断に何の意味があったんだ。

ただ、今、文章書きハイみたいな状態になってるので、書き溜めもまあまあ出来ました。多分、前より少しだけ頻度が上がるかもしれないし他人から見たら変わらないかもしれないので、フォローして下さってる槇原敬之好きの方、よろしくお願いします。ただのライフワークなんだけど。

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