苦手の正体
みなさん、「苦手なこと」はありますか?
例えば、「絵が苦手」「英語が苦手」「運動が苦手」「料理が苦手」「数字が苦手」、、、などなど。
でも、思い返してみてください。
その「苦手なこと」って、「時間をかけていない」のではないですか?
そして、「時間をかけていない」にもかかわらず、「苦手だ」と思い込んでいませんか?
そりゃあ、テニスやったことある人の方がやったことない人より上手いし、英語の勉強時間が少ない人より多い人の方ができるでしょう。
(やってもないのに)「自分はできない」「なんか嫌だ」「ほかの好きなことに時間を回したい」と思い込んでしまい、「苦手だからできない」という言葉に凝縮されるのではないでしょうか。
僕もたくさん苦手なものはありますが、その一つは「数字」です。
みなさん、数字に強いですか?
例えば、
いくつかの数字が同時に並んでいる資料を見て、アレルギー症状はでませんか?
そしてその数字は何を意味しているのか(差、比較、資料の数字を見て新たに計算するとか)を吟味していますか?
僕はメチャクチャ数字に弱く、アレルギー症状(が出ると思い込んでいる)が出て、数字から目を背けていました。
高校の時も数学が一番苦手で、浪人してだいぶましにはなりましたが、それでもやっぱり苦手意識はあります。
なので最近は数字に強くなるために、論文の数字が書かれた図や表から逃げずに、しっかり時間をかけて読み解くことを意識しています。
大抵、「苦手」というのは「やってない」「時間をかけていない」だけの場合が多いです。
そして、「自分はできない」という思い込みによって、時間をかけられません。
「時間」と「メンタル」。
これが、苦手の正体だと思います。
人間誰しも、やればできると思い込み、時間をかければ大抵できます。
テニスはじめて1年経った人で、空振りする人はいないでしょう。
楽器初めて1年経った人で音が出ない人はいないでしょう。
もちろん全員がプロ級に上手くなるわけではありませんが、ある程度のレベル(苦手とは言わないレベル)には時間をかければ誰しも到達するでしょう。
「食わず嫌い」で、「苦手だ」と言ってしまうのは少しもったいない気がしますね。
漫画「ちはやふる」で、好きなセリフがあるのでご紹介します。
(「青春全部かけても強くなれない」、と弱気に呟いたまつげくんに向けて、師匠が)
「青春全部懸けても強くなれない? まつげくん 懸けてから言いなさい」
絶対に強くなるという気持ちと、青春(時間)を懸けて、強くなれなかったら仕方ない。やってもみないのにわからないだろう?ということだと思います。
さすが師匠。。。
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