Cocteau Twins について
耽美的かつ退廃的な世界観で生きていらっしゃる同志の皆さんへ
こんばんは。今日はおすすめのロックバンド、コクトー・ツインズについてお話したいと思いますよ。
皆さんはコクトー・ツインズをご存知でしょうか。コクトー・ツインズは1979年から1997年に活動をしていたイギリスのロックバンドです。今回はコクトー・ツインズのドリームポップ(浮遊感のあるサウンドの音楽のことですよ)の時期の曲をご紹介したいと思いますよ。
Serpentskirt
この1曲は「Milk and Kisses」というアルバムに収録されていますよ。
イントロはエフェクトの強くかかったギターとゆったりとしたリズムから始まりますよ。イントロから少しサイケデリックな世界へと連れていってくれるようですよ。
そこからオペラ的でありながらダウナーさを感じさせるボーカルのエリザベス・フレーザーの歌が始まりますよ。
最初は、色で例えればブルーのような冷たい印象を持たせるように始まります。
しかし途中でいい意味での裏切りがありますよ。これは是非聞いて体感してみて欲しいものですよ。
この曲は満月に照らされながら夜の海を揺蕩うかのような感覚にさせてくれます。それはまるで母の胎内の感覚と近いのではないでしょうか。それはフレーザーがかもし出すノスタルジックな、まるで子守唄のような歌声から来るのではないでしょうか…。当たり前ですが私たちは胎児ではありませんね。しかしこの曲のサイケデリックなサウンドとフレーザーの母なる歌声は私たちが胎児だった頃の記憶を呼び起こすでしょう。
コクトー・ツインズの曲たちはどこかいつも冷たいサウンドで私たちを不安にさせますが、まるで夢を見ているかのような世界に連れていってくれますよ。不安な夢という悪夢を見るのではなく聞いて、感じる、それは息が止まるほど美しく悲しい体験になることを確信していますよ。ぜひ深夜にお聞きになって共に酔いしれましょう。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。まだまだご紹介したい音楽、小説、映画がたくさんありますのでぼちぼち書いていきたいと思っておりますよ。
それでは。
蝶子
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