新型コロナウイルスの影響、中国スポーツウエア最大手、安踏體育用品有限公司(ANTA Sports)は2月14日から40%のストアが営業再開も、通常状態に戻るのは早くても下半期以降とコメント

開示内容 (要約)

新型コロナウイルス感染が広がる中、中国政府のガイドラインおよび地方政府の要請を受け入れ、感染拡大の抑制のため、従業員やお客様の安全、健康を確保するため、一時的に中国国内の店舗を閉鎖していた。

2月14日から40%の店舗が営業を再開。しかし、引き続き、従業員の在宅勤務を奨励。必要な業務は適切に行っていく。加えて、オンラインでの販売は積極的に推進。

生産については、通常、自社工場および外注をしている。フットウエアの34.4%とANTAブランドのアパレル製品の11.9%を自社工場で生産している。今後もマイナスの影響を軽減すべく柔軟に製造ラインのオペレーションを管理していく方針。

また、物流面では、様々なエリアで滞っている。特に湖北省。したがって、計画通りに原料調達、生産、そして出荷などが滞る可能性がある。

今後も新型コロナウィルス感染による事業運営および財務面の影響を逐次確認していくとともに、少なくとも上半期は影響は残るものと考えている。回復は早くても下期であろう。


<コメント>

・新型コロナウィルス感染者数の伸び率が2月上旬にピークアウトし、中国では少しづつではあるが、通常状態に戻そうという意思が伺える。

・湖北省などまだまだ人の行き来を閉鎖しているところもあり、生産面、物流面などサプライチェーンの回復は見えていない。

・期待も込めて、通常に戻ってくるのは早くて下半期。

・株式市場は先んじて改善へ。1月末HKD68.15。2月17日HKD71.30。


参考資料

https://www1.hkexnews.hk/listedco/listconews/sehk/2020/0217/2020021600013.pdf

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