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母の日

義理の母に娘の希望で2人から紫陽花のプレゼント。
80歳になった母。義父が脳出血で倒れてから10年。母がデイケアの力を借りながらも、ほぼ一人で介護してきた。本当につつましく生きていて尊敬する。
久しぶりに紫陽花をもって帰ると、いかに体を大事にしているかを話してくれた。筋トレ、難聴を治すための訓練、すべては父のためだという。涙が出る。昔から働き者で、贅沢などいっさいしない。いまだに孫にお小遣いやお祝いをくれる。私の実家の冠婚葬祭にも過分なお金を包んでくださる。なんの親孝行もせず、勝手に家を建ててスープのさめる距離に住む息子夫婦(私たちのこと)にも嫌な顔一つせずたまに帰るとお寿司を用意して待ってくれている。
私は義母に会うのは正直しんどい。それは自分が義母の前では、とても恥ずかしい人間だと思えてしまうからだ。義母のようになりたいとは絶対に言えない。でも義母のことを心から尊敬している。

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