気軽に貼り替えできる照明 「POSTER LIGHT」が開いた「紙の可能性」の話
照明を買うのは結構ハードルが高い。
ダクトレールやコンセントの数にも限りがあるし、一度購入したらおいそれとは捨てられない。
かといってフリマアプリで出品するにも、サイズが大きかったりして梱包にも手間がかかる。
とはいえインテリアとして、照明は大きく印象を左右する部分でもあって、自分の落ち着く環境を手に入れる上では、もっと気軽に試せる照明があったらいいのに……と漠然と思っていた。
そんな気持ちに答えてくれるアイテムが遂に現れた。
今回はそんな「POSTER LIGHT(ポスターライト)」のことをご紹介したい。
画鋲に壁に付けられる照明?
POSTER LIGHTは福井県の鯖江市にある会社さんが新しく作ったプロダクトだ。
なんとシールや商品のタグ、店舗のPOPなんかを作っていた会社が、その印刷の領域をしっかり活かしながら、紙でできた照明を作り上げていることにまず驚きを隠せない。
取り付け方も簡単で、中央部のLEDユニットを付属の画鋲で壁に固定。
そのうえでポスター部分を画鋲やテープなどで固定するだけでセッティングできる。
画鋲で固定しなくてはいけないのはあくまでLEDユニットだけなので、ポスターを画鋲で固定するのがイヤという方も、テープなどで工夫することで固定方法を目立たせずに飾ることができる。
照明の光を拡散してくれるパーツももちろん紙でできている。
土台となっているポスターに切れ目が入っているので、ここにパーツを取り付けるだけで簡単に組み立ても完了する。
この照明パーツの若干の立体感が、POSTER LIGHTの照明としての存在感を適切に惹きだしてくれているようにも感じられる部分だ。
ちなみに照明を受け止めるパーツを裏返してみるとこの通り、グラデーションをつけた印刷がなされている。
この工夫に寄って、上のgif画像のように電源オフの場面ではシンプルな青と白のポスターが、電源オンにすると優しい色合いをもって光るという表現が可能となっている。このあたりはさすが印刷会社と感じる工夫だと思う。
壁を彩る様々なバリエーション
POSTER LIGHTにはいまのところ、4つの種類が展開されている。
シンプルなものからアートなものまで。
気軽に取り付けや取り外しができるPOSTER LIGHTならではの遊び心も感じられる。
シンプルな青地に白のtwilight glow(トワイライトグロウ)。
明るいうちはシンプルなアートのような出で立ちだが、夜の暗い時間帯にはトワイライトの意味する「夕暮れ」や「黄昏」のように落ち着いた明かりを届けてくれる。
mirror illume(ミラーイリューム)は銀の箔加工を施した挑戦的な照明だ。
箔部分には部屋が写り込み、昼間の時間帯は生活を写し出す。
更に明かりを灯すと、シェード部分が反対側にも回り込んで見えることで、空間に奥行きのある光を生み出してくれる。
You are Light(ユーアーライト)は「You are right (あなたは正しい)」をもじったネーミング。
ライトを点灯すると、人物の顔が浮かび上がってくる。
ここにもグラデーションとして使われていた裏面印刷の技法がうまく使われていることが分かる。
Light of Life(ライトオブライフ)は、水の入ったグラスを「生活の中にあるささやかな光」として捉えた作品。
照明の光を「水平線に沈む(または昇る)太陽」に見立てていて、照明部分のパーツのカーブがグラスの立体的な表現になっているところも美しい。
ちなみにLEDのパーツは共通なので、他のポスターへの切り替えも上部分の取り換えだけで済むのもすばらしい。
メーカーHPでは2024年8月現在品切れ状態だが、LEDユニットのないモデルも販売しているのが、「照明をもっと手軽に、もっと自由に」というPOSTER LIGHTのコピーそのものを表現しているとも言えるだろう。
新しい紙でできた照明「POSTER LIGHT」
いかがだったでしょうか。
今後もバリエーションが出てきそうな、とてもおもしろい取り組みだと私は感じています。
なにより、A4サイズぐらいにパッケージが収まり、送料もお安くなっているところまでの配慮にも、お店を営むものとして心動かされる部分もあります。
当店でも販売を開始しておりますので、ぜひ興味を持たれた方は、手にとっていただければ嬉しく思います。
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