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STORESレジの衝撃 小さなお店こそ知っておきたいECと実店舗の在庫連動の話

「う、うらやましい」

自分以外には誰もいないお店の中で、思わず声に出してしまったのは、こんなツイートを見たからだった。

STORESさんがついに出してきた「POSレジ」サービス。
え、これまでなかったっけ?
お店もネットもSTORESで!という感じでアンジャッシュの児嶋さんが踊り狂ってなかったっけ?という人もたくさんいらっしゃると思う。

そう。たしかにSTORES決済というサービスはこれまでもあった。
クレジットカードや電子マネー、QRコード決済などを行うことができるサービスは、元々Coiney(コイニー)というお名前だったかと思うのだけど、今はSTORES名義でサービス展開されている。

じゃあ、なぜわざわざSTORESさんはPOSレジサービスをはじめたのか。
そして、そんなに現役の文具店の店主は大騒ぎをしているのか。
その鍵は「在庫連動」にある。

今回はいまお店をやっている方にも、これからお店をはじめたい方にも役立つ「ネットストアと実店舗の在庫連動」についてのお話をご紹介できればと思う。

便利な時代に意外とアナログ。 在庫連動にうんざり

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ネットストアと実店舗の在庫の連動。
それは、簡単そうにみえてなかなかにお店の人間にとって悩みのタネだったりする。
実店舗で売れたアイテムが、気づけばネットストアでも売れていて在庫が足りない!なんてことに直面した経験は、結構たくさんのお店の人が直面した危機的状況なのではないか。

レジにきちんと商品の在庫を登録しておいて、売れた分だけネットの在庫からすぐに減らしたらいいんじゃないかと思われるだろうけど、それがなかなかに面倒くさい。

商品が売れるたびにこまめにネットストアから在庫を減らす作業が必要となるけれど、その数量が多かったりお店が忙しかったらそうもいかない。
じゃあ、ネットの在庫と店舗の在庫を分けて登録すればいいのではないか?と思われるかもしれないし実際そういった方法もありなのだけど、個人店舗となると売れ筋商品でもない限り、分けて管理するほど在庫をもたないこともあるし、分けてネットストアに掲載していて売り逃しが発生する・・・というのも悔しい。

実店舗で売れたアイテムを1日の終わりにデータとしてダウンロードし、ネットストアの在庫から減らすという技も存在する。でも、その場合はネットストアとレジサービスの商品名や管理番号を共通で登録しておかなければならない手間もあり、文具店のような商品の種類が多いお店だと常に悩みのタネとなってしまう。

それが、今回のSTORESのサービスでは簡単に解消できるというのだ。

在庫連動が生み出す効率性

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ネットで商品が売れたとき、そしてお店で在庫が売れた時に在庫が自動で反映されることは、そもそも在庫をそれぞれ二重に登録して手動で反映するという手間がなくせるというだけでその人件費を削減できる。

また、手動での在庫移動はどうしても人間の手で行うが故にミスが発生してしまいがちだ。
わざわざ苦労してミスが発生してしまうよりも、自動でミスがないのがいいのは当たり前だと思う。

更には、ここで在庫が一元管理ができれば「棚卸し」にも大きく役に立つ。
棚卸しは確定申告の際に行わなければならない「在庫の正確な数量チェックとデータ化」作業。
もちろん、レジで登録を間違えたり、ネットストアから出荷する際に入れる数を間違えたりなどのヒューマンエラーで数量に誤差はでるかもしれないけれど、実店舗とネットストアの在庫移動で発生したミスがないだけ信頼性の高いデータがすぐに発行できるし、そのチェックにかかる時間も大幅に短縮できるようになるのは間違いない。

大手小売りチェーン店でしかできなかったようなこういった在庫管理が、個人店舗でもできるようになっていくのは、元々そういったところで働いていただけにすごくありがたいと感じる。
BASEでも連動するための仕組みはあるけれど、外部の有料サービスとの連動が必要だったりと、コストがかかるためなかなかに難しかったが、今回のSTORESのPOSレジサービスなら、コストもそこまでかからないようなので検討に値する。

BASEからSTORESへの移行に思うお悩み

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じゃあ、いますぐSTORESに移行した方がいいんですね!
となりそうなところだし、自分も検討はしているけれど、BASEにはBASEで会計サービスfreeeと連動ができる強みもあってまだ検討中(STORESではいまのところできない・・・)

ただ、STORESの今回の新しいサービス展開はこれからお店をはじめる人や、お店で在庫連動に悩む人達を助けてくれる素晴らしいサービスだと思う。

小さなお店が商いを営むために、コスパの高い武器があって困ることはない。
ぜひぜひこのnoteがお店を営む、または営もうとする誰かのお役に立てば嬉しい。

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