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棚の奥に仕舞い込んだあなたの興奮にもう一度舞台を Kuwabaraさんの「TOYSHELF」

「確実に役に立たない」

見た瞬間そう思った。
そして、その場を後にしたのに…5分後戻ってきてしまった。
理由は明白で、役に立たないけど「欲しい」と思ってしまったからだ。

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ガチャガチャをひいて出てきたのは、四角くて黒い物体。
日本人の心と体を日々洗濯してくれる「お風呂」に欠かせない湯沸かしリモコンの形をした物体だ。
しかもただ同じ形をしているだけじゃない。
「追いだき」ボタンを押すと40℃というデジタル表記が光って、「追いだきをします!」と声が出る。

それだけ。
それだけだ。

でもなぜか無性に欲しくなってしまった。
なんならインスタグラムのストーリーにあげたら、「どこにそのガチャガチャがあるんですか!!??」と知り合いに聞かれてその人も翌日にはゲットしていた。
こんな風に、世の中には「役に立つかどうか」ではくくれない何かがある。そんな気がする。

しかしながらお家に帰れば、その興奮を持て余し、いずれは棚の奥に仕舞い込んでしまいがちだ。
せっかくガチャガチャの確率に支配された世界を運命の力で引き寄せたはずなのに、その受け皿を我々はもっていないのではないのかもしれない。

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これは、こんな興奮と衝動に突き動かされた一人の人間が、その興奮たちを家に持ち帰ったものの、棚の奥にしまい込むことしかできなかったことに悩み、そしてある商品「TOY SHELF(トイシェルフ)」と出会って、その仕舞い込んだ興奮を活躍させるを手に入れるまでの、興味のない人にとってはもう本当にどうでもいいお話である。
ぜひぜひ興味のある人は読んでいただければ嬉しい。

石膏ボードに簡単取り付けできる可愛い棚に出会ってしまった

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もう、タイトル出落ちで申し訳ないのだけど、文字通り「石膏ボードに簡単取り付けできる可愛い棚に出会ってしまった」のです。
アクリル素材を丁寧に加工し、「トウメイを活かし、メッセージを刻みモノを仕立てる」という言葉をHPにも出されているKuwabaraさんの作る小さな棚たち。
そこにたくさんの小さなオモチャたちが並んでいる姿を見た瞬間に「これだ!」と思い、お取引をお願いすることになった。

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円を折り曲げたようなシンプルで優しい形をしたアクリルに、小さな穴が2つ空いている。
ここに付属の細い虫ピンを通して壁に刺して固定することになるため、画鋲が刺さる石膏ボードの壁にしか取り付けもできないし、重たいものはそもそも載せられない(100gまで)。

でもその小さなオモチャ達に特化した機能性こそがこのトイシェルフの唯一無二な魅力を引き出している。

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豊富なカラーリングもまた、オモチャごとの世界観を深堀りしてくれる。
このオモチャなら何色にのせようとか、もう考えているだけで幸せな気分になってしまう。

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実際にお店に展示をするために設置をしたときにも、それぞれのフィギュアと出会ったときのことを思い出してしまった。
ドラえもんは川崎市の藤子・F・不二雄ミュージアムでひいたガチャガチャで一発で出た思い出深いドラえもんだ。一発で出てくれた喜びはいまでも思い出せる。

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一方、左上のバック・トゥ・ザ・フューチャーでおなじみのデロリアンは、パート3版が3連続で出てしまい相当絶望した末にようやく炎のエフェクト付きのパート1が当たって涙したことが記憶に新しい。
本当ならパート2の飛行形態を透明なアクリルの上に置きたかったとかそんなことも思ってしまう。
アクリルでは透明な機能性ならではに、下から見上げた状態が見えるというのも素敵な魅力だと思う。

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飾っていると楽しくなってきて、虫ピンを活用してこんな風に受話器をあげて固定したりといったアレンジもし始めてしまった。
ちなみに、虫ピンを押し込むには安くてもいいのでハンマーを使用しないと難しいから準備の上で挑んでほしい。私は実際に一本手で押し込めないかチャレンジして見事に失敗してひん曲げてしまった・・・。

丁寧なアクリルの棚でぜひあなたの興奮をもう一度

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透明なアクリルを通してつく影も美しいこのアイテム。
お店に当初クリアとミストという透明系2色を導入したものの、すぐに売り切れてしまった。ならばと全色注文を行ったのだけど、Kuwabaraさんがこれまで販売していた場所が道の駅と自社サイトだけだったとのことと、丁寧に作っておられる背景もあって、お時間がかかるとのお話をいただいた。

ならばせっかくなので、Kuwabaraさんともご相談し、生産を行いやすい「受注生産」の窓口として当店が動かさせていただくことになった。
ぜひぜひ気になったネットストアでもご覧いただければ嬉しい。

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