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山下義弘商店

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お店で売ってるもの、売ってないものだけど気に入ってるもの。熱量をもって書き綴っています。
運営しているクリエイター

#リモートオフィス

創造に没頭するための工夫に満ちた整理ケース『PLOTTER Mesh Case Slim』の話

人は「忘れる」生き物だ。 辛い記憶、消したい過去。 事実はなかったことにできないけれど、せめて忘れておくことで気を狂わさずに生きていくことができる。 ただ、忘れたくないものもある。 仕事とプライベート用にカバンを使い分ける時、いつも入っているはずの充電池と充電ケーブルを移し忘れて何度傷ついたことだろう。 深夜バスでの移動途中で、モバイルバッテリーを家に忘れたと気づいたときには思わず叫びかけたことだってある。 それを解決してくれるのが整理ケースだ。 整理ポーチ、バッグイン

慣れない自粛生活に疲れたら試してほしい 「不器用な輪ゴムたち」の話

慣れない生活の中で、行き詰まることがある。 なんなら慣れている生活でもうまくいかないことがある。 イライラして、モヤモヤして、モノに当たって、そして大抵後悔することは誰だって経験があるのではないだろうか? それは、とても器用とは言えない私にとってよくあることで、子供の頃は泣きわめいてそのエネルギーを発散させてきたことをよく覚えている。 でも、おとなになると泣くに泣けない。 昔泣き虫だった私は、泣くことを癖にしたくなくて、できる限り泣かない。 泣くときと言えば、アベンジャー

クリップボード界の直球ど真ん中ストレート「ハイタイド クリップボード」

アメリカっぽいものを作らせたら、アメリカよりうまい福岡の会社がある。 それはハイタイドさん。 私は、ことあるごとにそう説明してきた雑貨メーカーである。 その中でも代表アイテムとなっているクリップボードは、アメリカの西海岸の雑貨屋で買ってきたと言っても違和感がないぐらいの貫禄がある。 板と金具をうまく組み合わせた簡素な作り。 無駄に大きくてかっこいいクリップ。 それでいて、製品としてのクオリティは本場より細部が丁寧で、日本らしさも感じさせてくれる。 クリップには2つの丸

在宅勤務を『足裏』から見直す。 KIKKERLAND フットマッサージャーマットの話

ずっと座っていることにも飽きてきた。 これは、今に始まったことではない。 転職を機に、パソコンでの仕事や在宅での仕事が増えてきた。 強ばる体、つらい肩こり、座りっぱなしによる運動不足、クーラーにあたり続けることによる冷え性。 ちょっといいマウスを使ったり、ノートパソコンをディスプレイに接続してみたり、様々なことを試してきた。 その中でも今回は一番原始的な解決アイテムをご紹介したい。 それが今回ご紹介する、KIKKERLANDの「フットマッサージャーマット」だ。 足つ

推せば命の泉湧く リモートワークを足元から見直すアイテム5選

「気楽に行こうぜー。テイクイットイージー」 昔仕事であまりに細かいことを要求された。 同僚はそんな私からの相談を受けて、しばし目を閉じた後に窓の外へ向かってそう叫んだ。 その言葉は新型コロナウイルスによって続く不安と緊張の中でも、私の脳裏に時折蘇る。 起きるかわからないことを恐れ、不安に溺れた時に人は動けなくなる。 でも、本当にどうにもならないことに直面したらどうにもならない。 だから、私は昔の同僚の言葉を思いだしながらみなさんにリモートワークに役立ったり役立たなかった

おうち時間に飽きたあなたへ。 使い手に創造性を求める「削ぎ落された道具」の話

「これ、なんかいいから買っときますわ」 新型コロナウイルスの影響によって、おうち時間が圧倒的に長くなったゴールデンウィーク。 うちのお店を利用いただいたお客様の多くが、明確な言葉にはできないけれど、「なんかいいから」と言って買っていったのがSOGUさんのアイテムだった。 SOGUはプロダクトデザイナーの三宅喜之さんが、デザイナーにオフィスで使ってもらえたらいいなというものを製品にすることで作り出したブランドだ。 鉄の棒を少し曲げただけの「線」のシンプルなマグネットフック

あなたの在宅勤務な日々に相棒を。 全12色のデスクマットを1枚ずつご紹介します

大阪のメーカーMIWAX(ミワックス)さんのジャパンメイドなデスクマットこと「THE DESKMAT」 4月からの緊急事態宣言によってリモートワークをされているお客様が増加し、当店でも問い合わせを多く頂き、大阪から日本全国に発送させていただいている。 ご注文頂いた皆様、本当にありがとうございます。 ただ、全12色のラインナップの中でも、実店舗で購入頂くものとネットで売れているカラーに若干の偏りがあるのがずっと気になっていたので、今回は全12色を同じ角度から撮影させていただい

『A4コピー用紙』を使う全ての人に伝えたい。『A4コピー用紙』のポテンシャルをもっと活かせる道具の話

A4サイズのコピー用紙が好きだ。 そんな話を聞いても、ほとんどの人は「ん?」となると思う。 A4サイズのコピー用紙に好きも嫌いもない。 オフィスに行けば常備され、印刷ミスは裏紙としてメモ帳代わりに使われる。 そこには「それ以上も以下もない」し、「好き」も「嫌い」も浮かばない。 そんな人がほとんどなのではないだろうか。 それくらいに、A4サイズのコピー用紙は、私達の仕事場において当たり前な存在になっている。 リモートワークを始めた人の中にも、家庭での資料等の印刷が増えて

人生の舵を取り戻すために。 文具屋が厳選した『4つのスケジュール帳』の話

はじめにあなたに伝えておきたい。 私は思うようにスケジュール帳が扱えないタイプの人間だ。 ついつい大事な予定を忘れてしまったり、打ち合わせ日時を間違えたりしては、人に迷惑をかけてきた。 スマホやパソコンでgoogleカレンダーを使えるようになってから幾分マシにはなったけれど、勤務中にそれらを取り出せないお仕事をしていたものだから本当に辛かった。 なんとかして紙の手帳でスケジュールを管理できないものであろうか。 最新の手帳が出ると聞けば東急ハンズやロフトに走り、使ってみて

箱屋の私が、リモートワーカーになったあなたにすすめたいお道具箱の話

『箱』が好きだ。 無印良品で働いていた頃に収納用品の奥深い世界を見てきた私は大の箱好き。 お店も開店当初は箱系のアイテムばかり集め、知り合いには「あの箱屋」と言われていた。 西にミリタリー調のかっこいい折りたたみ式コンテナがあると聞けば、引っ越し先が決まっていないにも関わらず雑貨屋に足を運び 東にクリアホルダーでかっこよく書類を整理できる箱があると聞けば、人混みの中をかき分けてイベント会場にも飛び込んでいく アートディレクターの平林奈緒美さんのオフィスなんて見てるだけで

お部屋を彩り、豊かな香りで包み込んでくれるドライフラワー「PLANTAHOLIC DIFFUSER」の話

スーパーのじゃがいも売場で無印良品のアロマディフューザーが使われているらしい。 そんな電話を会社の同期から聞いて衝撃を受けた。 無印良品のアロマディフューザーといえば、発売から10年近く愛されている商品だ。 水を入れて、アロマオイルを数滴垂らし、スイッチオン。 そうするとアロマオイルの豊かな香りがお部屋に広がる。 そんなアロマディフューザーに、スーパーでは「カレー粉」をいれたというのだ。 野菜売り場に広がるのはスパイシーな香り。 夕飯を考える主婦の目の前には広大なじゃが