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山下義弘商店

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お店で売ってるもの、売ってないものだけど気に入ってるもの。熱量をもって書き綴っています。
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2022年2月の記事一覧

【ウルトラニッチ】 小さな発見よりも、「から始まるモノづくり」の濃さに打ちのめされた話

レ、レベルが違いすぎる…… 三角コーンでできたかっこいい看板、A4コピー用紙の予備がピッタリ収まる箱、後付できるチェストストラップ……など、かなりニッチな商品を自主企画して作ってきていることもあって、うちはニッチだなーと漠然と思っていた。 「小さな発見から始まるモノづくりのヒント」という副題につられて手にとった川内イオさんの本「ウルトラニッチ」 この本に出てきた10人の人たちは、うちのニッチなんかとレベルが違った。 そりゃあ本に載るような人たちなので、自分のようなボンクラ

iPad miniを使い尽くすのに必要なのは「カバン」だと思う 【BLACK EMBER KOMPAK】の話

人の欲望には果てがない。 ほんの十年以上前にはこんなに便利な世の中じゃなかった。 iPadが世の中に誕生しても、肝心の「それで何をみるのか」といったコンテンツが追いついてはいなかったし、電子書籍も自分でスキャナを使うなど「自炊」と呼ばれる作業が必要だったりもした。 それでも様々な規制や制約を乗り越えて、いま自分の手元にはiPad miniの最新モデルがある。 重さも軽さもちょうど良く、最新型のアップルペンシルも使えるiPad miniは最高で、漫画もネットフリックスもちょ

きみはまだ 『棍棒』 を知らない 大阪の大棍棒展を文字通り【体験】してきた話

「…だいこんぼうてん……?」 お店の電気を消そうとしている時に、知り合いから「ぜひ来てくださいね!」とチラシを受け取ったときの困惑は未だに覚えている。 ファンキーなデザインに、大棍棒展の文字。 題材もデザインもとにかく攻めてるし、とりあえず会期中にはいかなきゃなーと思っていた。考えてみればこの時点で、私は「棍棒」のことをよく分かっていなかったのだと思う。というか、ほとんどの人間にとって、ドラゴンクエストの序盤のまちで売っている「概念としての棍棒」としては知っているけれど、

雨にも負けない「タフなカバン」にこそ、日々のケアをしてあげたい

「防水機能のついたバッグって憧れるんですけど、どうケアするのがいいんでしょうか」 お客様との会話の中で、そんな質問にハッとした。 私自身、バイクに乗ることもあって、防水性の高いバッグを愛用しているし、その経験を元にお店で販売もしている。 けれど、雨やホコリからパソコンなどの手荷物を守り、安全に運んでくれるリュックなどのケアは正直おろそかだった。 そもそも、雨などに耐えられるのだから強いだろうし、ハードに使っても構わないという感じに無意識に使っていたことに気づき、反省した。

小さなボディに細やかな工夫 iPad miniやスマホに「ハイタイド ガジェットレスト」をすすめたい

ついつい動画を見る時間が増えている。 その理由はいろいろある。 iPad miniがどこに持っていくのにもいいサイズだったり、ネットフリックスやディズニープラスで気になるドラマシリーズが目白押しだったり、いい時代になったとともに追いかけないといけない番組がたくさんありすぎるからだ。 そんな毎日の中で、タブレットやスマホを最適な角度で保ってくれるスタンドが欲しくていろいろとみていた。 スマホケースに一体型にできるタイプや、ブックスタンドを転用するものもあったけど、今回はそん