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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ

※ネタバレがあります。
 是非ご覧になった後で一緒に楽しみましょう。

No Time to Die(2019年製作の映画)
鑑賞:2021/10/05、記事公開:2021/10/05
監督:キャリー・ジョージ・フクナガ、脚本:ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド

10月からの大作ラッシュで渋滞しそうなIMAX。ネタバレ対策も含めて早めに劇場へ。それほど007に思い入れがあるわけではない。劇場に入って過去作を見返してないのを思い出した。けど復習に関してはシリーズを一回は見てれば問題なさそう。最悪スペクターだけでも十分楽しめると思う。


今作は懐かしい007感と愛のダニエルボンドフィナーレ感が相乗効果で盛り上がるいい映画だった。

アメリカCIAが二人ともちゃんと面白くてよかった。あんなちょい役でアナ・デ・アルマス。もっと全編出てくると思ったよ。
敵の秘密基地に潜入するのもなんか久々な感じでよかった。
物足りないのはいい人なQ。登場シーンから魅力的だったサムメンデスQの面影は薄く、人の良い優秀な技術者でした。残念だけどしょうがない。寂しくなったら過去作を見返そう。

ダニエル・クレイグもむずがってはいたけれどここまできたか。いいシリーズだった。
家族が出来たらさすがに007ではないとレアセドゥも観客も素直に納得できるナイスアイデア。
今後のために死体は写さず。おかげで、あの世界の何処かで病気を直してもらったボンドとマドレーヌが娘と一緒に湖畔のコテージで暮らしている様子が想像できて泣けてくる。
MI6の面々は今後も継続するだろから寂しさはない。Mも変わったばかりだし、マネーペニーも可愛いし、Qはもうベン・ウィショーで定着しているしまたこのチームでの活躍が待ち遠しい。

個人的にはマッツ・ミケルセンを見つけてきてくれた事、超絶面白かった「スカイフォール」、ベン・ウィショーのQ起用、クールだったり泣き顔だったり(最後には母の顔まで)をこれでもかとたっぷりレア・セドゥを堪能させていただいたこと等々、たくさんお世話になったシリーズでした。ありがとうございました。

シリアス方面は結構掘ったと思うので、次作は痛快エンタメスパイ系で振り切っていくだろうか。今シリーズの評判も良かったので難しいとは思うけど、ついつい期待は膨らんでしまう。

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