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「グリーンブック」見た

Green Book / 2018年製作の映画
鑑賞:2021.8.7、記事公開:2021.8.12
監督:ピーター・ファレリー、脚本:ニック・ヴァレロンガ、ピーター・ファレリー、ブライアン・クリー

アカデミー作品賞をのニュースを聞いた時、無名の監督が作品賞取ったの?と驚いた。けど、なんのことはなく大好きなファレリー兄弟のお兄さんでした。劇場で見逃してから随分経ったけどタイミングが良かったので鑑賞。


食後にビールを飲みながら見ていたけど、どこでスイッチが入ったのか旅に出たあたりから終始涙と笑いと鼻水が止まらない。
お話はあらすじにあるまま進んで行き特別変わったことは起こらないがこの二人が愛おしくてたまらなくなる。
才能があって高い美意識を持ち人間の知性と尊厳を信頼するピアニストも、高慢な嫌味な人間に見えそうだけど何故か好きになってしまう。とても魅力的なキャラクターだった。信念を持ちそれを貫こうとする姿が好感を抱かせるのだろうか。もしくは役者のマハーシャラ・アリがよかったか。たまに見るよね、という印象だったけど「ムーンライト」と今作で2度のアカデミー助演男優賞受賞。どちらも納得の存在感だったけど、役柄が違いすぎる。なのに、本当にそういう人がそこに居るように見える。凄い。
ヴィゴ・モーテンセンの人のいい感じも魅力だった。強面であんまり砕けた表情は見せないけど、機転が利き口が回る。実際的な行動力もあって頼もしい。

細かいところだが前振りと回収がうまいように思える。予感をさせつつ、いざそのシーンがくると嬉しくなるようなことがったあった気がする。
そして、何故だかわからないが面白い二人の会話。ギャグでもないのに何故あんなに楽しいのか。すごい。

観劇中ずっと感情が高ぶっておりあんまり覚えてない部分もあるので、今度また落ち着いて見たい。

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