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アニャ・テイラー=ジョイの魔女役が見れるのか?「ウィッチ」見た

The Witch/The VVitch: A New-England Folktale / 2017
鑑賞:2020.3.28 公開:2024.6.11
監督・脚本:ロバート・エガース

ネトフリをチェックしたたら見かけた。アニャ・テイラー=ジョイが出ていて、まだ見てないなと思い鑑賞。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ネタバレアリ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

面白かったけど映画としてはどうだろう。
日本人にわかりやすい言い方で例えると、「柳田國男の「遠野物語」をちゃんと映画にしてみた」魔女版、という企画な気がする。
ウィキの「魔女」や「セイラム魔女裁判」に書いてあることがそのまま映像になっている感じで興味深い。
魔女狩りが行われるとしたら、その時そこに何が起こったのかを追求する方向性。「セイラムの魔女裁判」再現ドラマというような方向?
なので、魔女は出てこない、もしくは、これが魔女である。という結論は面白い。
監督はめちゃ生真面目な人なんじゃないだろうか。そういう創作に対するスタンスは好き。

コミュニティのあり方、その中でのロールの在り方。圧倒的な自然の厳しさ。初期開拓民として移ってきた人たちが宗教的軋轢から逃げてきた強い信仰世界を持っていることなどなど。興味深い。

エンターテイメント志向の作品ではないけど退屈せずに見れた。キリスト教圏の人はまた違った見え方をするのだろうけどそれはもうどうしようもない。
ただ、そのことは映画そのものの出来とはいまいち関係がない。
魔女題材の「フォールームス」のアリソン・アンダースパートや五十嵐大介の「魔女」、宅急便の人とはそもそも違う。フィクションとして楽しい魔女ではない。

アメリカの入植当時の様子も映像でみれたので良かった。
金髪のアニャ・テイラー=ジョイが新鮮。

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