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海底二万哩(1954年製作の映画)

20,000 LEAGUES UNDER THE SEA
鑑賞:2020/07/13、記事公開:2020/07/14
監督:リチャード・フライシャー、脚本:アール・フェルトン

見たかった海底二万里。U-NEXTのポイント消化も合わせてタイミングがよかったので鑑賞。
ジュール・ベルヌの海底二万里はひょっとしたら学校の図書館かなんかで借りて読んだことあるかもしれないというくらい覚えてないし、よく知らない。

他の動画配信サービスでは見づらいディズニーもU-NEXTなら見やすい気がする。

映画は面白かった。期待していたのはノーチラス号のデザインだけど、そんなこと忘れるくらい楽しかった。
ノーチラス号の船員は制服が紫寄りの青なんですが、それが船内の(おそらく)真鍮の黄色と補色で画面の中が綺麗な配色になっててこの辺はさすがディズニー。唸るしかない。

ネモ船長がやたらと男前でかっこいい。世界規模で人類のためにと信念を持って行動するスケールの大きさ。画期的な新エネルギーを開発できる頭脳。自身の理想のために命すら預けてくれる部下がたくさんいるリーダーシップ。原作もそうなのか若ならいけど、まあすごい。男なら心のキャプテンシートにはいつもネモ船長を座らせておくべきですね。
だからか、主人公であるはずの銛打ちカークダグラスがあまりにも身勝手でイライラしてしまう。これは例のアバターパターンに入ってる。でもそれはしょうがない。

題材は「未来少年コナン」で見たやつですね。ジュール・ベルヌはwikiによると1828年生まれ1905年没なので、世界大戦は経験してない。そんな人が描く未来像。映画は1954年の作品。66年前の作品ですがエネルギー問題が絡む紛争は今でも最も規模が大きくなってたりするので、未来予測は随分いい線いってたみたい。
そういう社会的なテーマは見え隠れしますが、基本的には特撮が売り。まるでどこかにの海の下に潜水艦で暮らしている人たちがいるような気になれて楽しかった。

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