とある日本人によるドイツ語との格闘の記録 Teil2
Die zweite Folgeこの章を書き記す前に、まず私という人間がどのように構成されてきたかを説明する必要があるかと思います。
端的に申し上げると、私は俗にいう「オタク」にカテゴライズされている人間でございます。幼い頃から現実ではなくフィクションの中に活路を見出し、生きてきてまいりました。
私の母と今は亡き伯父、とりわけ伯父は多趣味であり、彼らのおかげで私はとても居心地の良い環境に身を置くことができました。レーザーディスクという、今でいうブルーレイディスクのようなものが