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アメリカ学校あるある4️⃣: 教育システムの違い

日本とアメリカの教育システムの最大の違いは、学年制度ではなかろうか。日本の小中高6-3-3年に比べ、こちらは5-3-4を基本にしている自治体が多い。

まず小学校(Elementary school)は5年。しかし、一番下にKindergarten(幼稚園)を含む6年間を小学校と呼ぶ。つまり幼稚園から義務教育になり、一般に「学校に行き始める」と言うのは「幼稚園に入った」の意味。そう、幼稚園も学校(スクール)と呼ぶのだ。

小学校を5年で卒業すると、次はMiddle schoolまたはJunior high schoolと呼ばれる中学校に進む。6年生から8年生と呼ぶが、日本でいうと6年生から中2の3年間が中学。

そして9年生から12年生の4年間が高校(High school)だ。中3から高3をイメージしてもらいたい。

公立学校は市町村が管轄し、高校まで無料だ。小中8年間、中高7年間などの私立学校もあるが(高校だけというのはほとんどない)年間授業料5万ドル(675万円)以上かかるので、普通のサラリーマン家庭ではなかなか行かせられない。

5-3-4年制度と別のシステムを使う市町村もある。小学校を低学年・高学年のふたつに分けるところがあり、その場合幼稚園から2年生までと3年から5年生までの3年ずつとなる。別の場所・校舎である。

例外もある。わが町では年々子供が増えて5つの小学校に収まり切らなくなった。困った町の教育委員会は、廃校となっていた州の特別学校の敷地と校舎を買い取り(町民投票で決裁)、改装して5年生のみの学校をつくった。これで5つの小学校は4年生で卒業となり、5年生は新校舎に移る。そこで一年を過ごしたら中学に行く。つまりわが町は4-1-3-4年のシステムになる。

うちの次男は、この5年だけ学校が開校して2年目に入学したが、とても綺麗で素晴らしい学校だった。中学からひとつの学校に統合されるので、中学入学前の1年間先に一緒になり友人をつくることができるメリットもある。

私立公立のチョイスがある日本と違って、私立の学費がバカ高いアメリカではほとんどの家庭が「公立一択」だ。その場合、住むところが重要になるのだが、その話はまたあした😉

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