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誰でも簡単!背景処理が上手くなるアイデア5選

インスタグラムなどでこの写真なんかいいなと、思うにはいくつかの理由がありますが、1つに被写体と背景が分離しているいわゆるボケてる写真は、誰が見ても分かりやすいいい写真といえます。
私は請負業務で家族写真などのイベント撮影を撮ることがあり、笑顔を引き出す雰囲気づくりも大切ですが、背景がきれいにボケていたり、ごちゃごちゃしすぎないことも大切です。
被写体と背景を分離させて写真に立体感を出すようにしています。
今回は背景処理が上手くなるアイデアをお伝えします。
結論から言うと以下の5点になります。

1.ビーチや公園で撮る
2.明るいレンズで撮る
3.望遠レンズで撮る
4.被写体とカメラの距離を短くする
5.被写体と背景の距離を長くする

一つ一つ説明しますね。

1.ビーチや公園で撮る


街中で撮影するとどうしても建物や看板、標識などが背景に映り込んでしまい、ごちゃごちゃとしてしまい、いわゆる背景がうるさい状態になります。
ビーチや公園など広いところで撮ると空間が広く背景がすっきりしているため被写体と背景を分離しやすくなるのでオススメです。
ただ、ビーチや公園で木を植えているところもあると思います。枝葉が少ない木はぼかすのが難しいので注意が必要です。

2.明るいレンズで撮る

f値が小さいレンズを使えば背景をボカすことが簡単になります。f値は値が小さいほどボケやすくなります。試しにf値を変化させて背景のボケ具合をみてみると、f値が小さいほど背景がボケて、f値が大きいほど背景がはっきりしているのがわかると思います。

①f値=2.0:背景が何かわからないくらいボケています。
②f値=4:背景の模様がうっすら見えてきます。
③f値=8.0:背景の模様がはっきり見えてきます。

レンズのf値は小さいほどボケやすく描写性能も良く価格も高くなりますが、85mm/f1.8や50mm/f1.8など明るくて価格もお手頃な単焦点レンズがオススメです。

3.望遠レンズで撮る


焦点距離が長くなると背景がぼけやすくなります。人物撮影をするなら焦点距離は85mm〜200mm程度の中望遠〜望遠レンズがオススメです。
ちなみに85mm/f1.8と200mm/f2.8 はどちらレンズのほうがボケ量が大きいでしょうか?
答えは200mm/f2.8です。ボケ量の計算式は簡単です。
焦点距離÷f値=ボケ量
85(焦点距離)÷1.8(f値)=47.2
200(焦点距離)÷2.8(f値)=71.4

4.被写体とカメラの距離を短くする

レンズの焦点距離が同じであれば、被写体までの距離が短いほうがぼけやすくなります。ズームレンズを使っているとその場ですぐ焦点距離が変えられる利便性はあって被写体との距離感を掴みにくいのですが、写真のとおり被写体との距離を短くすれば背景と分離することができますので、撮影の際は自分の足で動いて調整してみてください。

①被写体までの距離が長い場合:背景の模様がはっきりわかります。
②被写体までの距離が短い場合:①の被写体までの距離が
長い場合より背景の模様がボケているのがわかります。

5.被写体と背景の距離を長くする


4.と同じ考えですが、今度は被写体と背景の距離を変えます。背景が動かせない場合は、被写体に動いてもらって背景を調整してみてください。

被写体
①被写体と背景の距離が短い場合:被写体と背景(この場合は被写体の後方にあるレンズ)の距離が
短いため背景が輪郭がわかる。
②被写体と背景の距離が短い場合:被写体と背景(この場合は被写体の後方にあるレンズ)の距離が長いため背景が輪郭がボケている。

まとめ

背景をすっきり(ボカす)させるにはちゃんと理屈があるので、再現できると思うので、チャレンジしてみてください!

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