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ラジー賞ノミネート発表。初の辛酸トムハンクスと何度打たれても輝くスタローン

アカデミー賞ノミネートが発表。その前日にアカデミー賞と真逆の年間最低映画を決める祭典、ゴールデンラズベリー賞(通称ラジー賞)のノミネートも発表となりました。
普通は何かの賞を頂くというのは嬉しく名誉な事であるとは思いますが、このラジー賞に関してはいらないと思う人が大多数であり、そんなありがたくない賞の候補となってしまったノミネートが以下の顔ぶれでございます。

注目はアカデミー賞に2度輝くトム・ハンクスの初ノミネート。それも主演助演でWノミネートされる歓迎(?)を受けております。昨年同じくWノミネートのエイミー・アダムスを始め、グレン・クロース、ジュディ・デンチ、アンソニー・ホプキンズと近年はオスカー常連の名優も容赦なく弄るラジー賞ですが、今年はハンクスがその餌食となりました。

一方で不動の常連一角、シルベスター・スタローンは80年代、90年代、00年代、10年代、20年代と50年連続ノミネート。不名誉ではあるかもしれませんが、一番寂しいのは全く話題にならない事であると考えるといつまでも元気で活動しているのがファンとしては嬉しいというか。

少し前までスタローン以外に、シュワちゃん、ブルース・ウィリス、デミー・ムーア、アダム・サンドラー、ジェニファー・ロペス、マドンナ、ブリトニー・スピアーズ辺りが常連(神セブンならぬ裏神セブン)で毎度名を連ねていました。

ブルースが引退、デミも映画から遠ざかり、シュワちゃんは一時政治の道へ。JLO、マドンナ、ブリトニーも歌手活動にシフト。サンドラーは近年演技高評価傾向の中、スタローンはただ一人最低映画賞レースを戦っている。ミスター・ラジー賞と呼んで良いと思います。

ジョーク的な意味合いで楽しめるラジー賞ですが、真面目な国柄の日本ではこのような賞は殆どありません。本当なら東スポ映画大賞や映画秘宝辺りがその役割だったと思うのですが残念。仮にあるなら「大怪獣のあとしまつ」が最有力ですかね。

近年はハリウッドも多様性を重視するようになった影響かアジア系映画人の活躍も目立ってきました。その証拠に先程発表されたアカデミー賞では4名の演技賞候補が出ています。ラジー賞にもファン・ビンビンが入りました。こうなると史上初日本人ラジー賞ノミニー誕生もあり得るのではないかと
但し、渡辺謙、真田広之、浅野忠信のような日本が誇る国際派がそのような称号を授かるのもちょっとなという事で、ここはネタとして笑えるような人。ワイドショーのちょっとしたネタとして昇華できるような演技に渡ってくれたら。例えば「アルマゲドン」の松田聖子とか

後日時間が空いた時にアカデミー賞ノミネートの感想も書きます。執筆に辺り参考にしたラジー賞の歴代ノミネート・受賞者一覧はこちらよりどうぞ。


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