読書で心に響いた名言集(73日目)

超訳 ニーチェの言葉

『現実と本質の両方を見る』
目の前の現実ばかり見て、そのつどの現実に適した対応をしている人は確かに実際家であり、頼もしく見えるかもしれない。
もちろん、現実の中に生き、現実に対応することはたいせつだ。現実は蔑視するべきものではないし、現実はやはり現実なのだから。
しかし、物事の本質を見ようとする場合は、現実のみを見ていてはならない。現実の向こう側にある普遍的なもの、抽象的なものがなんであるのか、つかまえることのできる視線を持たなければならないのだ。あの古代の哲学者プラトンのように。


夢や理想ばかりを語って、目の前の現実に直視しないのは良くないことです。現実と向き合い行動していくことはとても大切なことです。

しかし、表面にある現実にばかり気を取られてしまうと、そこから抜け出せないくなってしまいます。
現実を嘆き、不平不満を言っているだけでは何も変えられません。
自分では変えられない問題に対して、考えていても疲弊していくだけです。
本質を見るとは、現実で起きている問題に対して、変えられないものと変えられるものを見極めることです。
そして、そこから自分が出来ることを考え、行動していく事です。

例えば、飲食店を経営しているオーナーが「最近は雨が毎日のように降っているから売り上げが落ち込んでしまっている」と嘆いているとします。
確かに、現実には雨が原因でお客さんの数は減っているのかもしれません。
ただ、雨のせいにしていても状況は何も変わりません。
ここで本質を見極めることがとても重要になってきます。
・現実(変えられない)
「雨が毎日のように降っている」
・本質(変えられる)
「雨の日はデリバリー需要が伸びるからUber(配達)を始めてみる」
「雨の日デーを作りドリンク1杯無料にして、お客さんを呼び込んでみる」
「お客さんが少ない時こそ、新メニューの開発、接客の強化をする」など
このように、本質を見極めて今自分ができることに目を向けて行動していきます。

物事をより良くしていくためには、表面の現実だけに捉われず、その先にある本質を見極め、考え行動していく事が必要です。

本日も、最後まで読んで頂きありがとうございます。
この記事が、少しでも誰かの役に立てれば嬉しいです。


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