読書で心に響いた名言集(78日目)

超訳 ニーチェの言葉

『献身は目に見えないこともある』
献身は、道徳的に尊い行為だと思われている。弱者や病人や老人の身の周りの世話をすること。自己を殺して仕えること。自身の命の危険をかえりみず他人を助けること。医師も看護師も救急隊員も介護士も、献身することが仕事になっている。
しかし、よく考えてみよう。他の仕事の多くも、実は献身の一つの形なのではないだろうか。宗教や直接の人助けとはまったく関係がなくても、結局は人を助けるために自分を犠牲にした仕事ではないだろうか。
農業も、漁業も、運ぶ人も、オモチャをつくることも。
さらには、思慮深くなされたあらゆる行為さえも、献身ではないか。


【所感】
私は献身という言葉は、普段からあまり使いなれていません。
辞書で調べてみると、献身とは「他人やある物事のために、わが身を犠牲にして尽くすこと」とあります。

確かに、仕事は自分の時間や身体や精神を犠牲にしているのかもしれません。
例えば、飲食業で働いていると理不尽なお客さんはいます。
「こんな料理は頼んでいない!」「値段が高過ぎる!もっと安くしろ!」
営業でも、マウントを取りたがる偉そうなお客さんがいます。テレアポで電話を掛けただけで、怒鳴られたりすることもあります。

そんな理不尽なお客さんでも、頭を下げなければいけない時があります。
なぜならば、自分を犠牲にする対価としてお金をもらっているからです。

通常は、自分を犠牲にして働くのが普通です。
ただ私は将来、自分を犠牲にするという気持ちは捨てて、好きなお客さんとだけ関わる事ができる仕事をしたいと本気で思っています。
お金を払っているからといって、横柄な態度をとるお客さんとは関わりたくありません。
サービスを与える側も与えて貰う側も、お互いが思いやりを持ち、感謝の気持ちを持つことで、素晴らしいサービスが生まれ、良い関係性が出来ていきます。

これは働く仲間も同じです。一緒に働きたいと思う人とだけ働きたいと思っています。
お互い思いやりを持ち、共に高め合い支え合える様な最高のチームを作っていきます。

これはまだまだ理想です。ただ、本気で叶えていこうと思っています。
その為に、これからも多くを学び経験して自分を高めていきます。

いつか「お客さんから選ばれる側ではなく、お客さんを選べる側に立つ」。
そして自分が大好きで大切に思えるお客さんだからこそ、尽くしたいと思って全力で尽くす。
それが自分の理想の献身です。


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