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とわのアレルギー克服日記【対策編】

こんにちは。
今回は航大の身体検査に備えて私が行ってきたアレルギー対策について書こうと思います。

私はまだ受験途中で最終合格したわけじゃないので、あくまで参考程度にお願いします。
アレルギーで悩んでる方が沢山いらっしゃると思うので、助けになれば幸いです。

・私の治療開始前の状況

2021年10月の採血結果です。
非特異的IgE 3263
特に酷い項目↓
ダニ、ハウスダスト→クラス6
スギ→クラス4
他にもヒノキ、マラセチアがクラス3です。マラセチアとは皮膚の常在菌で、誰でも身体に付着しているものですがアレルギーの人は反応を起こしてしまいます。

この時期服用していた薬はアイピーディカプセルと舌下免疫療法のミティキュアでした。(両方現在は服用していません)

ここまでの非特異的IgEの推移としては
2020年12月 2100

ミティキュア、アイピーディカプセル服用開始

2021年4月 2400

2021年10月 3200 (上の紙)
といった流れです。

・具体的に行った対策

航空身体医の先生に上の採血結果を持って行ったところ、「かなり厳しい」と言われました。
ですが諦めきれなかったので、アレルギー体質を改善するためにどのような対策を行ったかを箇条書きで紹介していきます。

※医者の先生にアドバイスを頂いた対策については★をつけてます。無印のものは私が自分なりに考えたものです。

【医学的治療編】


・★手術
下鼻甲介の粘膜を切除しました。物理的に鼻粘膜を削ったことで鼻通りがかなり改善されました。手術の様子など詳しいことについてはこちらの記事をご覧下さい。


・★投薬
抗ヒスタミン薬とステロイド点鼻薬を服用していました。

・★鼻うがい
手術後から1日2回の鼻うがいを毎日続けていました。鼻うがいがなぜ効果的かは上に貼った【手術編】の記事に書いたので、気になる方は参考にしてみてください。

私の愛用品:ハナクリーンS

【掃除編】

アレルギーを緩和するためにはアレルゲンと接触を断つ事が必要です。ダニ・ハウスダストアレルギー患者にとって掃除は必須です。
※掃除中はホコリを吸い込みやすいのでマスクした方がいいです。

・★空気清浄機、布団掃除機、布団乾燥機
アレルギー対策家電、三種の神器です。

それぞれのメーカーと機種名↓

このシャープの空気清浄機には風量を調節出来る機能があって、私は一年中花粉モードにしてました。花粉モードは風量が強いのでホコリも吸い取ってくれます。フィルターはこまめに掃除していました。

布団掃除機と布団乾燥機の使い方としては、まずシーツを剥がした後に布団乾燥機で高熱にしてダニを殺します。殺したダニはそのまま放置しておくとハウスダストとなるので、すぐに布団掃除機で死骸を吸います。片面終わったら引っくり返して裏側も乾燥機をかけた後、念入りに掃除します。これをシーツを洗濯する度に行っていました。

この機種の私のお気に入りポイントとしては、
布団乾燥機→ダニパンチというモードがありダニ退治に特化している機種です。またマット式(付属のマットで布団をくるんで乾燥機をかけるスタイル)なので熱を閉じ込める事が出来て効果が高いです。
布団乾燥機には布団の上に乾燥機を置くだけの、マット式ではない機種もあります。これは簡単だし安いのですがマットで布団をくるんでない分熱を逃がしやすくなってしまいます。
いちいち布団にマットを被せるのは割と重労働ですが、布団乾燥機は上手く使えば効果が高いので頑張っていました。

布団掃除機→吸引力が非常に高く、1回かけただけでフィルターには大量のホコリが引っかかるので綺麗になります。またホコリが多い部分は掃除機のライト部分が赤に光るので目安として分かりやすいです。

布団掃除はコインランドリーに持って行けば熱でダニを殺すのと水洗するのが一気に出来て良いのですが、家がコインランドリーから遠かったので布団乾燥機と布団掃除機を利用していました。

・★防ダニシーツ

テイジン製の高密度ポリエステル生地を使用したものを使っていました。繊維が細かく織られているのでダニやホコリを通しにくいです。つまり布団でダニが発生したとしてもシーツの中に閉じ込められるので肌や鼻粘膜に入りにくいです。
また化学繊維なので洗濯してもすぐ乾きやすく優れものです。

これをシーツ、掛け布団カバー、枕カバーの3種類揃えていました。

※洗濯する際はネットに入れて洗濯機に入れています。折角の高密度繊維が洗濯機のパワーで壊されてしまう可能性があるので。

・化学繊維の布団、カーテン、部屋着

ハウスダストのホコリの発生源のほとんどは布繊維です。部屋にホコリを発生させないため、インテリアや家具はほとんど化学繊維にしていました。化学繊維表面にはダニが付着しづらいのでアレルゲンが発生しにくいです。

またカーペット、ぬいぐるみはダニの温床なので全く置いてませんでした。
加えて綿生地の洋服はホコリを大量に発生させてしまうしダニの住処なので、化学繊維の服を部屋着として着ていました。
部屋着のズボンはダニと皮膚との接触を抑えるために長ズボンでした。(暑いので流石に上は半袖です)
↓の動画がとても参考になるのでオススメです。

・★リフォーム

私の寝室は床が畳だったため、フローリングにリフォームしました。畳にはダニが溜まりやすいと言われており、掃除も大変なので可能であればフローリングがベターです。
実際リフォームしてからIgEが劇的に下がりました。
お金を出してくれた親には本当に感謝です。これは難易度が高いのであくまで参考程度にしてください…

またリフォームで部屋を片付けたのをきっかけに、部屋に置くものを最低限に減らしました。物を置くということはホコリが溜まるということなので、アレルギー対策には逆効果です。
部屋に物が少ないと掃除もし易いですしスッキリします。

・★クイックルワイパー

床に落ちたホコリを掃除するのに便利なグッズです。クイックルワイパーをかける時間は絶対朝。寝ている間は人が動かないのでホコリも舞い散らずに床に落ちます。床にホコリが最大限溜まった時間が起床直後です。この時間に掃除すると効率がいいです。
クイックルワイパーをかける時はゆっくりと丁寧に行います。床を掃除し終えたら棚やカーテンのレール部分など細かいところを裏面で拭きます。
その後に掃除機をかけます。

掃除の手順はクイックルワイパー→掃除機で行っていました。最初から掃除機をすると細かいホコリが舞い上がってしまうので良くないです。

クイックルワイパーシートですが、百均にも似たようなの売ってますが私は花王の正規品を使っています。高いですが大手化学メーカーの花王と百均の製品が同じ品質とは考えにくいので…

・★マスク

3MのKF94マスクを使っていました。

ホコリ、ウイルスカットとして有名なN95マスクがありますが高いので少しランク下のKF94マスクを使っていました。使っていた感想ですが息苦しいですし、十分にホコリはカット出来るかなと思いました。

夏も着用してるのはキツイのでホコリが少ない屋外を歩く時は普通の不織布マスク、室内ではKF94マスクを使ってました。

また不織布マスクの二枚重ねも効果的だと医者の先生に教えて貰いました。(実際今年の花粉シーズンはマスク2枚重ねしたお陰でノーダメージでした✌️)

・エアコン掃除
エアコンにはホコリが溜まりやすいです。その状態で稼働させると部屋にホコリをばら撒くマシーンと化します。業者を呼んで丸ごと掃除してもらうのが良いですが高いので、市販のエアコン掃除スプレーを使ったりしてました。フィルターはこまめに掃除していました。

・保湿
掃除と関係ないですが入れるところが無かったのでこちらに。夏でも毎回、お風呂上がりにニベアのプレミアムリッチ(金のやつ)で全身保湿してました。アレルゲンは鼻粘膜の他に肌表面からも侵入します。アレルギー体質の人は乾燥肌が多いと思うのですが、肌が乾燥しているとバリアが不十分なので保湿クリームで補っていました。
保湿クリームは個人の好みですが、普通のニベアは乾燥肌の私には物足りないのでちょっと良いやつ買ってました。すぐ無くなるので結構痛い出費でしたが笑

【食事編】

※この項目はほとんど私の自己流対策です。医学的根拠に乏しいのでサラッと読んでいただければ幸いです。笑

アレルギーは免疫異常から起こります。免疫細胞の多くは腸に存在します。腸の健康を整えることがアレルギー体質改善につながるという東洋医学の考えから、食生活には気を使っていました。

・一年中温かい飲み物を飲む
腸が冷えると健康に良くないかな、と考えて夏でもお湯を飲んでました。慣れれば意外と平気です。レストランで冷たい飲み物を頼む時は氷抜きを出してもらってました。

また、アイスはずっと我慢してました。
今年の1次が終わった後ヤケクソでハーゲンダッツ食べたんですけど、アイスってこんな味だったっけ?という感想でした。長い間禁食していると美味しさを忘れてしまいます。笑
あと禁酒もずっとしてました。

・悪い油を摂取しない!
キャノーラ油など一般的に使われている食用油にはオメガ6というアレルギーに良くない物質が含まれています。全てを摂取しないのは無理なので最低限にするために、お惣菜やカップ麺、ポテチやファストフードは一切食べてませんでした。料理は油をあまり使わずに自分で作るようにしていました。

・漢方食材
中国でアレルギーに効くと有名なナツメと黄耆(おうぎ)を食べたり、水筒にお湯と一緒に入れて飲んだりしてました。
普通のスーパーでは買えないので池袋北口にある中国食材専門店で買ってました。

赤い実がナツメ、生姜のスライスみたいなのが黄耆です

・すんき漬け
長野県産の赤カブの漬物です。この漬物の発酵途中に生じる微生物が免疫機能を正常に戻す作用があるという論文が出ていて、アレルギー対策として効果のある食材です。長野県の農家さんから取り寄せてるのですが毎回手書きのメッセージを書いてくれるので楽しみです。笑
味噌汁に入れて一緒に食べると美味しいです。

論文のURLと商品↓

https://ssph.jp/wp-content/uploads/2019/05/11-1-4.pdf

発酵食品は腸に良いので納豆も積極的に食べてました。納豆ご飯、シソを切り刻んで入れた卵焼き、焼き魚(オメガ3)、すんき味噌汁は私の中でのアレルギー対策献立です。

食事については↓の記事でも書いたので良かったら参考にしてみてください。

【精神論編】

アレルギーは自律神経と大きく関わっています。自律神経が乱れると身体が不調になり免疫機能もおかしくなりアレルギー症状が出やすくなってしまいます。

・★ストレスを溜めない、考えすぎない
ストレスが溜まると鼻炎になりやすい、蕁麻疹が出る等といった経験はないでしょうか?
医者の先生に言われたのですが、考えすぎない事が大事だそうです。
実際私は花粉のオフシーズンに採血した結果でスギのIgE値が大きく上昇したことがありました。
その時期はメンタルが弱ってた時で、自律神経が狂った結果IgEが上昇した事が考えられます。

アレルギー患者って
IgEが悪い→採血結果がストレスになる→メンタルやられて更にIgEが上がるの悪循環なので、気にしないようにする事が大事だと言われました。難しいんですけどね…

採血は3ヶ月に1度で十分だと思います。そんな短期間で変わるものでもないので。

またアレルギーは基本的には病気と言うよりは体質であり、遺伝なのでどうしようもないです。
私も昔はなんでこんな身体なんだ、とウジウジしてましたが今は「遺伝でアレルギーに生まれた、それだけ。胸張って生きるぜ✊」と心変わりしました。笑
この身体に産んでくれた母親には何の文句もありません。

・私のIgE推移

上記の対策を行ってからの採血結果の推移です。
2021年10月 3260

2022年1月手術、投薬開始
2022年2月リフォーム

2022年3月 1500

2022年5月 1300 ダニが初めてクラス5に

2022年7月 1700

2023年2月 1300

といった感じです。
7月に上昇したのはストレスが溜まってたこと、ダニのシーズンだったことが考えられます。

以上、とても長くなってしまいましたが私のアレルギー対策でした。色々手を出してたので書き忘れてた事もあるような気がしますが大雑把にはこんな感じです、参考になれば幸いです。

私が紹介したのはダニ、鼻炎型アレルギーの対策なのでアトピーでIgEが高い方は治療法が違ってくると思います…

ここまで読んでくださった方ありがとうございました!


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