パイロットを目指す同い年のアフリカの男の子🧑🏾‍🦱✈️

皆様こんにちは。今回はパイロットを目指すにあたって、私が影響を受けた人について書こうと思います。

彼との出会いは2年前。当時大学2年でオンライン授業ばかりで家に居ることが多かった私は、オンライン英会話を使って暇潰しに毎日外国人とお喋りしていました。

そこで出会ったのが今回とりあげる男の子。彼はアフリカの小さな国に住んでいて私と同い年。そして将来の夢はエアラインパイロットでした。

当時の私は飛行機は好きでしたが、パイロットかっこいいな〜と思ってたくらい。本格的に目指すとは考えていませんでした。（自社は就活の一環で受けてみようと思っていましたが、数学は苦手だし物理は大学受験で使ってないしで航大は難しいと考えていました。親を説得させて学費払ってまで目指したいという本気度も無かったのですが…）

レッスンを受けて色々お話を聞いてみることに。
彼は就職実績の良い、そして比較的安いアメリカのフライトスクールで免許を取ろうと計画を立てていました。親御さんは学費を出す余裕が無いそうで、その為に5年かけてオンライン英会話やら色々なアルバイトでお金を貯めている最中でした。

彼がパイロットになりたい理由は
小さい頃からの夢で、
世界中に行けて、
高給取りで
制服がかっこよくて
自分の得意な数学の知識を使えて
英語も使えて
…そんな事を言ってたと思います。

自分の国の航空会社は国際線が少ないので、将来エミレーツの4発機（380ですかね？）を操縦したいと言ってました。

彼は飛行機にはあまり乗る機会が無いそうですが、ずっとずっと自分の信念を持ち続けていました。

エミレーツじゃないですが…
成田にも千里川土手くらい着陸機に近づける場所があるんですよ〜！

たった25分のレッスンでしたが私には衝撃的でした。
外国のフライトスクールに行くためにバイトで頑張ってお金を貯めていること（確か妹さん？弟さん？の学費も出しているらしいです）

そして自分の夢について堂々と語っていたこと

同い年ですが私の何倍も立派だと思いました。

と同時に、恵まれたことに日本には自社養成や航大があるのに挑戦しないのはみっともないと強く思いました。

それからすぐに、唯一の不安事項だったアレルギーについて耳鼻科に検査に行きました。（この結果が酷すぎて、医者にも体質だから治るものじゃないよと言われ1回大泣きするんですけどね笑）

主に身体のことで、辛いことは沢山ありました。最初に使い続けていた薬が逆効果になってしまったり…
Twitterで色々な方からメッセージ頂くのですが私ほどアレルギーが酷い方はいらっしゃらないですし、自分がそんなに酷いのか、と途方に暮れる事もありました。
航空身体医にも「別の職業を考えたら？」と言われてたので…

でも彼がくれた言葉がずっと私の支えになっていました。

〝The one who falls and gets up is stronger than the one who never tried. Don’t fear failure but rather fear not trying〟

やれるだけやってみてダメだったらしょうがない、何度も救われました。

…あれから2年が経ち
久しぶりに予約が取れたので、この2年間を報告しました。

私の血液の数値が絶望的であること
これは遺伝性のものなので治すのが難しいこと
手術もして術後は頭痛と吐き気が酷くて地獄を見たこと、泣きながら何回も血を吐きました。笑
初学の物理の勉強が大変だったこと
もうすぐ身体検査を控えてること

そしてアフリカという遠い土地だけど、同い年のあなたが同じ夢を追いかけているのに励まされたこと

いつもはノリで喋っているのですが、この日はちゃんと気持ちを伝えたいと思ったので英単語など入念に予習しました。
手術までしたのはびっくりされましたが、でも色々伝えられて良かったです。

彼は貯金が貯まるまで後2年かかるそうです。

遠い場所だけど空は繋がっている。彼が夢を叶えるのを本当に応援しています！

まとまりのない文章になってしまいましたが、ここまで読んで下さった皆様ありがとうございました。

英会話に興味持って下さった方、是非一緒に頑張りましょ〜紹介コードあるのでメッセージ頂ければ！

最後に私の好きなフレーズを
Be bold. Push yourself out of your comfort zone🕊

それでは！