見出し画像

TWSNMP FCのポーリング辞典:NTPサーバーをモニターする

セキュリティーのためにコンピュータの時計を正確に合わせることが重要になっています。時刻を合わせるためにはNTPサーバーを利用します。TWSNMP FCでNTPサーバーをモニタするポーリングについて説明します。

NTPについて

NTPについては、

とかを見てください。

ポーリング設定

TWSNMP FCでNTPサーバーのポーリングを行う場合は、

のように、種別をNTPを選択するだけです。

ポーリング結果

NTPサーバーへのポーリングを実行して時刻データが取得できた場合に正常と判断します。

NTPサーバーの応答から以下の情報も記録します。

offset
NTPサーバーとTWSNMPが動作するパソコンとの時刻の差(nSec)
refid
NTPサーバーのID
rtt

NTPサーバーとの通信時の応答時間(nSec)
stratum
NTPサーバーの階層

応答時間をグラフ表示すると

のようになります。NTPサーバーとの時刻の差は、

のようになんとなく、差が大きくなっていくようです。しばらくしてからまた確認しようと思います。

LinuxマシンをNTPサーバーにする方法

openntpdをインストールします。

apt install openntpd

設定を編集します。

nano /etc/openntpd/ntpd.conf 

listen on *の行をコメントを外します。

openntpdを再起動します。

systemctl restart openntpd.service

ポーリングテンプレート

この記事で説明したポーリングのテンプレートは、NTPで検索すれば
よいですが、種類をNTPにするだけなのでテンプレートから探す必要はないと思います。定義は

  {
    "Name": "NTPサーバー監視",
    "Type": "ntp",
    "Mode": "",
    "Params": "",
    "Level": "low",
    "Descr": "NTPサーバー監視",
    "AutoMode": ""
  },

です。

ちなみに、この記事を書いた前の日の浦和レッズは、このシーズンの初勝利でした。調子よく書けました。


開発のための諸経費(機材、Appleの開発者、サーバー運用)に利用します。 ソフトウェアのマニュアルをnoteの記事で提供しています。 サポートによりnoteの運営にも貢献できるのでよろしくお願います。