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『My Sweet Girl/Snow Man』 3ヶ月越しの感想文


Snow Man 6thシングル『ブラザービート』の発売まで約1ヶ月。
この曲が主題歌となっている、映画『おそ松さん』の公開も迫る中、Snow Manはグループでも個人でも、連日様々な話題で各メディアを賑わせています。雑誌の表紙ラッシュがその一例ですね。
そんな怒涛の供給を受け止めるのに必死で、とんでもないグループを好きになってしまったものだ…!と嬉しい悲鳴をあげている2022年の冬、もうすぐ春です。



さて、そんな私がSnow Manの曲の中で今のところ (2022年2月末現在) 一番好きなのが、『 360m 』『 My Sweet Girl 』です。
(一番と言いながら2曲出す)(だってどっちも好きなんだもん)

『360m』については、2021年9月(そんな前なの?!震)、YouTubeで公開されたときに感想noteを書きました。このときは初めて聴いて感じたことをドバーッと勢いで書いたので、読み返すと色々と粗いですが…笑  でも、後に大好きになるこの曲(最初から好きだったけど)の第一印象を残しておいてよかったなと思っています。


『My Sweet Girl』は、2021年12月リリースの5thシングル『Secret Touch』の通常盤に収録されているカップリング曲です。それから約3ヶ月。若干の今更感はありますが、ひょんなことがあってこの曲への好きが増しに増しているので、それが冷めないうちに感想文を書こうと思います。


残念なことに、Snow Manの公式YouTubeチャンネルには『My Sweet Girl』の映像がありません。そのため、代わりにタイアップソングとして起用されているアパマンショップのCMと、そのメイキングを置いておきます。
(いわさくラウ、ATLトリオ、チーム谷、髪色ハイトーンズ(←勝手にそう呼んでる)、かわいい)

歌詞↓

これは声を大にして言いたいのですが、この曲がCDでしか聴けないのは本当にもったいないので、すのちゅーぶ側さんは何かしらの形でこの曲の映像を公開してください…!フルじゃなくても、ワンコーラスだけとかでもいいから…!
"隠れた名曲" なんて言葉もあるけど、これは隠しておくには惜しすぎる名曲だと私は思います。むしろ隠しておいちゃいけない、もっと沢山の人の耳に触れてほしい!

アパマンCM出のすの担が生まれる可能性だってゼロじゃないんだから、そういう人たちのためにも、公式から映像が出てた方がいいと思うんだけどなぁ…。


そんなボヤきはさておき、

初めて聴いたときから、すごく好きだなと思いました。
まぁ好きなアーティストの曲は基本全部好きだし、第一印象でピンと来なかったとしても何度もリピートしていくうちに好きになっていくことがほとんどなんですけどね笑

でもこの『My Sweet Girl』はそのパターンとは少し違って、第一印象からビビっと来たというか、これだ!って思いました。だけど不思議なことに、初めて聴いた気がしなくて、耳にも心にもなじみが良かった。また、何度聴いても安心感とともに新鮮なときめきを覚えます。
自分で言いながら何言ってるのかよくわからないな…苦笑


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初めて聴いたときのこと

Snow Manの新曲はレギュラーラジオ番組『素のまんま』で解禁されるのがお決まりですが、『My Sweet Girl』が解禁されたときのこともよく覚えています。

Twitterで #素のまんま のハッシュタグや自分のツイートを遡ってみたら、それは2021年11月11日の放送回(文化放送)で、その日の担当は舘様と康二くんでした。みんな大好き、だってだってこっじっじ!

曲が流れる前のコーナーで、自分に自信が持てなくてコンプレックスを抱いているというリスナーさんからのお便りが紹介されました。私自身も共感できる部分が多々ありとても他人事とは思えず、感情移入しながら耳を傾けていました。

そしていよいよ、お待ちかねの新曲解禁。
曲が流れて、王道J-POP感あふれるイントロに胸のときめきを感じ、これはきっと好きなやつだと予感しました。
こういう曲を待ってた…!こういう曲をSnow Manに歌ってほしかったんだ…!(『360m』でもこんなようなこと言ってた)(←これが後の伏線に…?)

爽やかでキラキラしてて嵐っぽいな〜とか、しょっぴーのフェイクで始まるのいいな〜とか。そんなことをぼんやりと考えながら聴いていると、イントロの途中で

" I love you just the way you are " 

と、聞こえてきました。

人と比べてしまって自分に自信を持てないと話していたあのリスナーさんへ向けられたメッセージのように聞こえて、ぐっと胸に込み上げるものがありました。
また、同じく自分に自信がない私自身のことも重ねて、さらに目頭がじわっと熱くなりました。

人間みんな、得意なことも苦手なことも魅力も欠点もそれぞれちがっていて、だからこそ世界はおもしろいのであって、人と自分を比べる必要なんてないと思っています。でも、たしかにそう思ってはいても、果たしてそれができているかどうかはまた別の話で。
他人は他人、自分は自分、とわかっているけど、どうしても比べてしまって、端から持ってもいない自信を失ってしまうことがあるんですよね。

だから、こんな風に誰かに、大好きな推したちに、ありのままの自分を肯定してもらえるって、私にとってはすごくすごく嬉しいことでした。
それがたとえ歌詞のたった1フレーズであったとしても。



リリース後、あらためて聴いてみて

そんな感じで、初めて聴いたときから「好き」が確定していたわけですが、リリース後にフルで何度も聴いても、やっぱり好きでした。むしろ、聴けば聴くほど味が出る、好きになる。いわゆるスルメ曲というやつですね!

以下(🦑)(スルメだけに)、ポイントごとに書いてみました。


*キラキラ王道J-POP感


日本人、こういうの好きでしょ?
(主語がでかい)

と言いたくなる、王道J-POP感。
何をもって "王道J-POP" とするかは完全に私の主観なのですが、眩しいほどの輝きの中にも切なさがあったり、新しさと懐かしさが同居したりしているものは、"そう" だと感じます。
まあ、音楽の専門的な知識がある訳ではないのでどれも感覚でしかないんだけど…。

その点『My Sweet Girl』はドンピシャでした。
聴いていてワクワクするのに、気を抜くとほろっと泣いてしまいそうになる。初めて聴くはずなのに、どこか懐かしさも感じる。

私も第一印象で「嵐っぽい」と感じたし、同じようなことをツイートされている方もちらほらお見かけしました。だから多分やっぱりそういうことなんだと思います。日本人好み、なのかな。嵐ってすごい。

( 少し話は逸れますが、安直に「〇〇っぽい」ってよく言ってしまうけど、その『〇〇』に入る人やモノって本当に偉大だと思うんですよね。ひとつの概念になってしまっているわけだから。この場合では嵐がそれにあたりますが、そういう意味でも、本当に "国民的" という言葉が相応しいグループだなと感じます。やっぱり嵐ってすごい。)

自分がJ-POPが好きで、そればっかり聴いてきたからなのかどうかはわからないけど、本当に刺さりすぎました。
こんな素敵な曲を生み出してくれたのはどんな作家さんだろうかと、ワクワクしながら歌詞カードを見てびっくり!
作編曲はなんと、Nobuhiro Taharaさんでした。『360m』の作編曲もされた方です。


ここで、時を戻しましょう。さっき私こんなこと言ってましたね↓

こういう曲を待ってた…!こういう曲をSnow Manに歌ってほしかったんだ…!(『360m』でもこんなようなこと言ってた)(←これが後の伏線に…?)

華麗なる伏線回収!(自分で言う)
同じ作家さんの曲なら、そりゃあ私好きなはずだ…!と納得しました。

ちなみに、Snow Man初のクリスマスソング、『Christmas wishes』もTaharaさん作でした。もちろんこれも大好き。
今後もSnow Manに素敵な楽曲を提供していただけると幸いです。末永いお付き合いになりますように…。


自分の好きなアイドルが、自分の好きなジャンルの曲を歌ってくれるってすごく嬉しいことです。自分の「好き」と「好き」が交わるなんて、これ以上の喜びはありません。
これは1オタクのエゴかもしれないけど、こういう曲がこれから増えていくといいな。できたら表題曲とかリード曲とかで…(小声)


*寄り添ってくれる、優しさに溢れた歌詞

タイトルに "Girl" と入ってはいるけど、性別も年齢も関係なく、日々を生きるすべての人への応援歌でありラブソングでもあると思っています。
この曲の中の「キミ」はきっとあなたであり、たぶん私でもあるのです。
すべての人に寄り添う歌詞であるという点でも、J-POPの普遍性を感じて好きです。

「 キミがいる それだけで どんな憂鬱だって 消えていく 」

とか、

「 次の世界でも巡り逢えますように 」

とか。
こんなことを歌われてしまうと、自分の存在を肯定してくれる、必要としてくれる、求めてくれる誰かがこの世界のどこかにいると思えて、それがすごく嬉しくて、幸せで、泣きそうになるんですよね。自分に自信を持てない私だけど、この曲を聴くと、自己肯定感が高まって、自分のことをちゃんと大切にできるような気がしてきます。

また、「キミ」に自分ではない誰かを重ねてみても、優しい気持ちになります。
私がこの曲を聴きながら思い浮かべるのは、家族だったり友人だったり、応援しているアイドル・アーティスト(推し)だったり。様々ですが、そうやって好きな人たちのことを考えるだけで心が軽くあたたかくなるので、この聴き方オススメです(?)。

優しい歌詞を聴いて、優しい気持ちになって、みんなが自分にも他人にも優しくなれたら、もっと素敵な世界になるんじゃないかなぁ。


『My Sweet Girl』に限った話ではないけど、言うのも言われるのも恥ずかしくて照れくさくなってしまうような台詞でも、メロディーに乗せられると自然に、すーっと入ってくるというのが、音楽の不思議なところですよね。
またこの曲はインストの音が爽やかで軽やかだから、そこに乗る歌詞も、いい意味で重さやクサさが抜けて、結果的にちょうどよくあっさりしてくれているように感じます。
バランスが実に絶妙。Taharaさん、バンザイ!


*強いメッセージ性とさり気ない優しさ

この曲の歌詞、どこをとっても優しさと愛に溢れていて素敵なのですが、特に好きなのが、初めて聴いたときに胸を打たれたAメロ前の1フレーズ。

" I love you just the way you are "

「ありのままのあなたが好き」というストレートなメッセージ。
あのときは、1コーナー前のリスナーさんのお便りからの流れもあって、冒頭のその一言が強く印象に残りました。というか、ほぼそこの印象しか残ってなかったかもしれない笑
それほどまでに、曲との初対面で、Aメロに入る前にある種の衝撃を受けてしまったのでした。

私は手元に届いたCDを初めて再生するときには、まず歌詞を見ないで聴くことにしているのですが、『My Sweet Girl』(収録の『Secret Touch』通常盤) もそのこだわりに則って聴きました。

そして1コーラス目のBメロに差し掛かったあたりで、ふと、"I love you〜" の部分を聞き流していたことに気が付きました。(歌詞カードにはその部分の歌詞ももちろん書かれているので、見ながら聴いていれば聞き流してしまうことはなかったはず。)
たしかに、初解禁から何週間も経っていたし、何度か試聴もしていたから、その間に新鮮な感動が薄れてきていたのかもしれません。とはいえ、初めてちゃんとフルでこの曲を聴くというときに、初対面であんなにも心を掴まれたフレーズを素通りしてしまっていたことに、軽くショックを受けました。また、あの感動を忘れてしまっていた自分にも、ちょっとだけモヤッとしました。

だけど、何回も繰り返し聴いているうちに考えが変わりました。
「ありのままのあなたが好き」という、ありきたりだけどわりと強めなメッセージがAメロ前 (起承転結の「起」の前とも言える場所) にふわっと、さらっと、さり気なく置かれているのって、ちょっと斬新だなと思ったのです。サビとかの目立つところにドカーンと置かれていてもいいはずなのに。
その、気を抜いていたら聞き逃してしまうほどのさり気なさに、押し付けではない優しさと深い愛を感じました。

優しさの種類や愛のかたちって一つじゃなくて、近くで支えるのか遠くから見守るのか、あれこれ手助けするのか本人の意思を尊重するのか。他にもきっと色々あるけど、この『My Sweet Girl』という曲においては、初めはただ隣で寄り添ってくれているだけで、次第に手を取ってくれて一緒に歩き始めて、最後はそっと背中を押してくれるようなイメージが湧きました。
私にとってはそれがとても心地よくて、夜とかに聴いてしまうとうっかり泣きそうになるんですよね…。


(この項目だけ異様に長いな…ここだけで1タイトルいけそう。いやそれは言いすぎ。でももう少し続きます、お付き合いください☺️)


2022年2月11日に放送された『ザ少年倶楽部』にて、Snow Manが『My Sweet Girl』のパフォーマンスを行いました。その際、イントロ部分の " I love you just the way you are " を歌っていたのが阿部くんだということが明らかになりました。
(緊急ニュース速報みたいな文面)

私は諸事情あって少クラが観られないので、そのことをTLで把握したのですが、もう、なんか、驚きと喜びと感動と、色々な感情がグワーッと渦巻きました。
自分では歌声の聞き分けは得意なつもりなのですが、音源を聴いている限り、そこは誰が歌っているかわからなかったので、それが阿部くんだったことにまずは驚きました。(もう今となっては阿部くんの声にしか聞こえないけど、本当に全然わからなかった笑)
また、この曲で自分が特に好きな部分を歌っていたのが最推しの阿部くんだったということに、大袈裟かもしれないけど運命的なものを感じて、本当に感激しました。

そして、阿部くんがその部分を歌っているとわかってから再度聴いてみると、そうなる前からただでさえ涙腺が刺激されるポイントだったのに、涙腺崩壊ポイントになりました。私がその部分を聴いて優しさを感じたのは、優しさのかたまりのような阿部くんが歌っていたからなのかな…とか、音源から滲み出る優しさは阿部くんの歌声から発せられたものだったのかな…とか、そんなことを考えてしまいます。
こんなのは完全にオタクの都合のいい後付けだとわかっています。だけど、そんなことを考えてしまうほど、そう信じたくなってしまうほど、阿部くんがそこを歌っていることがしっくり来すぎました。この歌割りを決めた方に全力でお礼がしたい気持ちでいっぱいです。これが巷で噂の "解釈の一致" というやつか…。

このnoteの冒頭でちょっとだけ触れた、『My Sweet Girl』の感想文を書こうと思ったきっかけの "ひょんなこと" というのは、このことでした。
何ヶ月か先の少クラ再放送は観られると思うので、今はただそのときを楽しみにしています…!


*一貫した世界観の歌詞

月とか星とか、お花とか、自然に関するワードとかが歌詞に出てきたり、そういうものが歌詞のモチーフになっていたりするときゅんとします。そういう曲を好きになりがちです。

例えばSnow Manの曲でいうと、

「 カーテンが開く音で目覚めて 窓辺には一輪の花 」
(『360m』)

とか

「なかったことにはしたくないから 通り雨に隠した」

「帰り道の 夕陽のように
ほのかに色づきはじめたStrawberry
- My love is blooming- 」
(『Secret Touch』)

とか

「 オリオンの光が降り注ぐ 」
(『Christmas wishes』)

とかとか。もう、聴くたびにときめきが溢れて、心のきゅんボタン(とは)連打してます。

『My Sweet Girl』の歌詞の中にも、空や天候に関連する言葉やそれを連想させる言葉や表現がいくつか出てきます。(「曇り空」「向かい風」「冷たい夜」「星空」「飛び立て」など。)
一曲を通して世界観が統一されていて、裏テーマがあるように感じていて、そんなところが好みです。

先ほど「最後はそっと背中を押してくれるような優しさを感じる」といった内容のことを話しましたが、それに加えて、2コーラス目のサビ・Dメロ辺りから終盤にかけて、私の頭の中に、あるイメージが浮かびます。それは、「キミ」の背中に翼が生えて、それを大きく広げて飛び立っていく姿です。
そんな想像ができるのは、ピアノとストリングスの軽やかな音色だけのおかげではなく、歌詞の中に "空" の要素がさりげな〜く散りばめられているからなのかなと思ったりしました。

いっそのこと、翼をさずける系の某エナジードリンクのCMソングにしたらいいんじゃないかな、しらんけど。(知らんのかーい)

阿部くんが気象予報士の資格や天文宇宙検定3級を持っている影響なのか、それ関連のワードに敏感になっている自覚は、、、多少あります。
でもそれを抜きにしても!私のツボを的確に刺激してくる歌詞でした。きゅんボタン、壊れるほど押しまくりました。また、ただ単にきゅんとするとかときめくだけじゃなくて、あんな風にちょっとした仕掛け(?)が感じられるところもすごくツボです。 
Taharaさん、バンザイ!!(2回目)


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おしまい

2022年2月現在でいちばん好きなSnow Manの曲、そしてこれからもその上位に君臨し続けるであろう曲、『My Sweet Girl』。
ちょっと、いやだいぶ気が早い気もするけど、この先何年か経ってSnow Manがベストアルバムを出すような日が来たら、この曲は入っていてほしいな、なんて思っています。
あとはライブで聴きたい!そして笑いながら泣きたい!まずはチケットをゲットするところからですがね…(切実)


自分が好きだと思う曲を推しが歌っていること、推しが歌っている曲を好きだと思えること、どちらもすごく嬉しくて素敵なことだなと思います。
『My Sweet Girl』は前者のタイプだったけど、後者のような経験ができたら、好きな音楽の幅や自分の世界もまた広がるんだろうな。
Snow Manはまだデビュー3年目、可能性は無限大です。これからどんどん曲は増えていくし、そんな経験がたくさんできると思うととてもワクワクします。

近々では、数週間後にリリースを控える『ブラザービート』!
カップリング曲やパフォーマンスはどんな感じになってるのか、楽しみで仕方ありません!!



お読みいただきありがとうございました!


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