認識とはなにか その4

痛みと痛む場所はいつも同時に認識される。痛いけどどこが痛いのかわからず困ることはない。
また、体の一部分だけを単独で認識することもない。皮膚が服に接している感触やその記憶とともに体の部位が認識されることはあるが、このときには感触や記憶が対象の内容の認識になっている。
ラーメンの匂いや味、UFOやチャイムの音なども同様で、対象の内容と場所のどちらかだけを認識することはできないだろう。


これらから、
対象を把握するとき、対象には内容と場所という認識が一組になって必ず存在する。そのどちらか一方だけを把握することはできない。
ということができる。

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