見出し画像

MDC東京エリート800mの見所を横田が解説

はじめに


こんにちは!TWOLAPS MIDDLE DISTANCE CIRCUITのサーキットディレクターの横田です。いよいよMDCの東京大会が迫ってまいりました!この東京大会のエリートレースは、男子800m、1500m、女子800m、車椅子男子800mの4レースに加えて、三津家vs田村vs横田の再泥試合序章を合わせた5レースが行われます。今日はこの中の男子800mを横田が解説します!800mの楽しみ方がぎゅっと詰まった内容になっているのでぜひお楽しみに!

チケットの購入はこちらからお願いします!(Click Here)

スタートリスト

まずはスタートリスト。もうこれだけでも濃い目のメンツ。

エリート男子800mの楽しみ方①
-究極のサバイバルレース-


エリート男子800mはペースメーカーの長沢(日体大)が400mを51秒5、600mを1分18秒5で通過することをターゲットとしている。ラストの200mを27秒2でカバーすれば、川元と源が持つ日本記録(1分45秒75)も十分に狙えるペースでレースが展開される。3月に行われたThe Middleでも採用されたサバイバルルールを今回も採用。500m通過で集団から離れる場合はその場で失格となる究極のサバイバルレース。もういくしかない。覚悟を決めた男たちのレースと失格を告げるであろう東京陸協のおじさんたちの叫びをお楽しみに!

THE MIDDLEの様子

エリート男子800mの楽しみ方②
-個性の出し合いと潰し合いが見どころ-


ペースメーカーの後ろにつけて前半からガンガンいきたい薄田。少し落ち着いたペースで入って600-700mで先頭の後ろにつけたい川元。どんなレースでも柔軟に対応する四方。スタートした瞬間から存在感を発揮し続ける松本と今回のエントリー上位のメンバーだけでも個性派揃い。自分のレースの型を出せた時、自ずと勝負は優位に働く。「勝負」を意識したときには、この型にはめ込みに行けるかが大きなポイントとなってくる。今年の日本選手権を勝った金子や昨年の田母神は、800mのセオリーかつ本人たちが得意とする型にうまくはめ込んだパターン。一方で、世界の舞台に立つには、リオデジャネイロ五輪に出場した時期の川元のように型にはめ込まない圧倒的な力が必要になってくる。MDC東京でファンの声援も借りながら型をぶち壊していく選手が出ることに期待!

2021年田母神が優勝した日本選手権

2016年圧倒的な力で川元が制した日本選手権。この年オリンピックへ。

エリート男子800mの楽しみ方③
-面白観戦ポイントはバックストレート-


一周目のバックストレートは120mからオープンになった瞬間の選手の探り合いが魅力。「お前行けよ」「俺いくよ」「ペースメーカー速っ」と言った選手も思惑が垣間見える。特にマークしてる選手の後ろを取りに行きたい選手の動きにも注目。基本的に、オープンになったところから200m地点の1レーンに直線的に進む方が最短距離でいけるのだが、多くの選手がポジション争いを意識したり、なぜか早く1レーン走りたくなっちゃう不合理なところが面白い。そして、レースのポイントは2周目。600mのポイントを良いポジション(先頭が届く範囲)でポジションをあげながら通過できるかがポイント。ポジションを下げるということは前にライバルが入ることで減速する可能性が大。減速からレースに乗るための加速、そしてラストスパートはレース後半においてはかなりの体力を消耗する。600mでポジションをあげていけるか。ここが勝負の分かれ道!

エリートレースはグラウンドレベルで観戦できます!ぜひ中距離の迫力を目の前で楽しんでください!
チケットの購入はこちらからお願いします!(Click Here)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?