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BREAK OF LIMIT


高校生の頃、軽音楽部に入部して
第一希望でギターパートを選んだけれど
人数が多すぎるという理由で
仲の良かった友達に連れられ
一番人気のなかったドラムパートに変更。
そこからドラマー人生はスタート。

バンドを組んで校内ライブをたくさんしたけれど
やっていくうちに、学校以外でもライブしてみたい!と思った。
メンバーや他のバンドの友達も、
出ようぜ!やろうぜ!という感じだったし
顧問の先生もそういう気持ちをとても大事にしてくれる先生だったので、
高校生の大会や、ライブできる場などを紹介してくれた。
多分その中にあったのが『BREAK OF LIMIT』通称BOLという高校生の大会。
ほんまに多分やけど(笑)
ヒューマンアカデミーっていう専門学校が
学校の地下ホールで毎月開催しているらしい。
一年を通して開催されて、各月の優勝者が最後大きい開場でグランドチャンピオンを懸けて戦うというもの。
もちろん挑戦!
結果、ズタボロに負ける(笑)
その後、その年のグランドチャンピオン大会を
BIGCATに見に行きました。
もう、衝撃を受けました。
自分とは比べ物にならないくらいカッコよくて上手くてアツくて。
その中でも私が一番惹かれたのが、バウンダリーというバンド。
同じ高校生で、こんな曲を作ってこんなライブができるのか。
当時幼稚園の先生を目指していた私は、
バウンダリーのライブを見て思いました、『バンドマンになりたい。』
あの一日で将来の夢が変わった。
これが自分が本気でバンドを始めたきっかけです。

それからBOLに出るため、
オリジナルのバンドを組んだり、BOLサークル(放課後に行われている高校生サークル)に通ったり、学校前始発でスタジオに通ったり(ここで246とも出会った)
自分の高校の青春はほとんどバンドに捧げました。
無事高校生であるうちに、グランドチャンピオンに出ることもできて、バンドで目標を達成する嬉しさも知りました。
決勝では負けた。悔しさもたくさん知りました。

高校を卒業して、なんやかんやで
BOLを開催しているヒューマンアカデミーに通うことになり、BOLを作り上げる側になり、
ヒューマンアカデミーを卒業して、
今はアシスタント講師として働いています。
(長くなりすぎるのでここ数年の出来事はカットします。笑)

そして、2023.12.09のBOLに、
ゲストとして今やっているバンドNEADで
出演させてもらいました。
戦う側だった自分が、
今は普段サークルで教えている高校生たちのライブを見て、成長に感動したり、
作る側だった自分が、
生徒たちが一生懸命イベントの為に頑張っている姿を見てうるっと来たり、
違う角度で関わって、感じるものがたくさんありました。
変わったことも当たり前にあるけれど、
大事なところは変わってなくて、
やっぱりここで育って来て間違いはなかったなと。

このイベントには夢や愛やきっかけがたくさん散らばってて、
もっともっと世に広まって欲しいって思ってます。
ただ、今の自分ではまだまだちっぽけすぎるので
もっとビッグになって、BOLを広めるぞというのがひとつの夢です(おこがましいけれど…)
バンドとしても、ドラマーとしても、成長して、
いつかもう一度呼んでもらった時に、
あの地下ホールを満員にして、
自分が感じたようなきっかけを誰かに届けたいなって思いながら、これからも音楽続けます。

そしてあの日きっかけをくれたベーシストと、
今メンバーとして同じステージで音を鳴らすことが出来ているのが、嬉しくて不思議でおもろいです。
続けてたらこんなおもろいことあんねんなって
人生何があるか分からんな〜って、思います。最高です(笑)

始まりが始まりってのもあって、
今まで正直ドラマーとして生きたいというよりは
バンドマンとして生きたい。バンドがやりたいって気持ちの方が大きかったんですけど、
今はドラマーとして、今のバンドを続けたいって強く思ってます。一からの気持ちで腹括って頑張りたいです。


愛には愛で返すこと
ヒューマンアカデミーで学んだいちばんのテーマ
心に刻んで今日からも精進!

photo マスダユウタ
photo マスダユウタ
photo 古久保莉穂&サカモトツバサ&オックン

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