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GoogleとYahoo.comによるスパム対策の強化

2023年10月初めに、Google からスパム対策の強化についてアナウンスが出されました。

また、同様のアナウンスは Yahoo.com & AOL からも出されました。

2社のアナウンスの主な要点を整理しますと、

  • メール送信ドメインにおいて、送信ドメイン認証(SPF、DKIM、DMARC)の設定が必要となる

  • 一斉メール送信する場合は、簡便な購読解除機能の実装が必要となる

  • 受信ユーザーが求めないメールは送信しない

という要件が推奨から必須となり、2024年2月から順次適用される、というものです。
これは、これまで M3AAWG が公開している "Sender Best Common Practices, Version 3.0" を推奨ではなく必須と捉えたものと言い換えられるかもしれません。

特に、多くのメールを送信するドメインに対しては、上記の送信ドメイン認証で認証されないメールがスパム扱いされたり、受信されない可能性があります。

細かな条件や定義はこれから2社から提示されるものと思われますので、メール送信に関わる関係者は、まずは、これまで通り DMARC を含んだなりすましメール対策の実施を着実に進め、オプトアウトの仕組みを整備していただければと考えています。

TwoFive は、2014年の会社設立以来なりすましメール対策の普及・啓発を続けてまいりました。
今後も業界全体で、健全なメールコミュニケーションとその環境の構築に努めてまいります。