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第二のPC革命!?マイクロソフトがWindows 11にAI機能追加、文字で機能操作ができるように、、、

インターネットで飛び交う、今週1週間のIT・科学・経済のニュースを 独自の視点で振り返る「ITニュースウェブ2023/05/26(第061回)」さて今週は、、、

第二のPC革命!?マイクロソフトがWindows 11にAI機能追加、文字で機能操作ができるように、、、

マイクロソフト、Windows 11にAI機能追加へ チャットでPC操作(05/24)
https://ascii.jp/elem/000/004/137/4137951/

マイクロソフトは5月23日、Windows 11の新しい機能として、AIを使った「Windows Copilot(コパイロット)」を追加すると発表しました。すでにマイクロソフトはchatGPTの開発元であるopenAI社とパートナーシップを交わしており

マイクロソフトと OpenAI がパートナーシップを拡大(23/01/25)
https://news.microsoft.com/ja-jp/2023/01/25/230125-microsoftandopenaiextendpartnership/

このことでなんと、「ChatGPT」上でMicrosoftの検索エンジン「Bing」での検索が利用できるようになりました。

ChatGPT、無料ユーザーでも検索機能を利用できるように。「ググる」のはもうおしまい?(05/24)
https://www.gizmodo.jp/2023/05/chatgpt-bing.html

これまでchatGPTでネット検索するには有料会員にならないとできなかったサービスでしたが、これでchatGPTの弱点であった「2022年以降の情報ピックアップができない」も無料で克服できるようになってしまいました。それだけでもすごいのに、その機能がwindows11そのものにも搭載されちゃったというわけです。

これはよく考えると驚くべき進化です。例えば、これまでwindowsの動作がなんか重くなってきたと思っていろいろ調べるのですがどこがおかしいのか素人にはあまりよくわからない。検索するとwindowsアップデートを実行している可能性があることがわかってくる。でもそれをどう止めればいいかよくわからない。そんな経験がみなさんにもあると思うんです。そんなときこれからのwindopws11だったら「windowsの動作がなんとなく重くなってきたのでその原因を究明してその解決方法を教えてください」とかチャットすればいいだけになります。そうするとwindows自体が「起動が遅くなっているのはwindowsアップデートが実行されていることが原因のようなので、一時的にアップデートを止めますか」と全部AIがやってくれることになります。

ほかにも例えば「windows11でもマッキントッシュで使っていてとても便利だった"SuperPaint"のようなペイント形式とベクター形式の両方を扱える無料のソフトウエアを使いたいのですが」と聞けば、「今だったらKritaが人気です・・・ダウンロードしてみますか?」となってダウンロードや実行まで自動でやってくれるようになるかもしれません。

Adobe、テキストで映像編集する「Premiere Pro」などAI搭載の新機能を披露(04/14)
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20230414-2653570/

これまでもAdobeがPremiereProなどに搭載させて動画編集の操作を文字チャットでできるようにするなどしたり

アドビ、「Photoshop」に画像生成AI「Firefly」を搭載へ(05/24)
https://japan.cnet.com/article/35204232/

Photoshopには画像生成AIの「Firefly」を搭載することになり、これにchatGPTも追加されることは必至。そうなれば「Stable Diffusion」などで呪文のようなキーワードを駆使してAI画像を生成していたのが、PhotoShop上でチャットするだけでできるようになってしまいます。あの「呪文」テクニックも必要なく高いクオリティのAI画像を生成させることができるようになっていくというわけです。でもwindows11本体に搭載されるのはそれ以上に画期的なこと=革命になる気がします。

KDDI、生成AIを活用した「KDDI AI-Chat」の業務利用を開始(05/26)
https://japan.zdnet.com/article/35204385/

因みにこれまでも数々の企業が業務にchatGPTを取り入れると発表してきましたが、KDDIは従業員1万人を対象に、5月24日から生成AIを活用したAIチャットサービス「KDDI AI-Chat」を実業務で利用開始したと発表しました。もはやあえて発表することもないと思うくらいどこの企業のエンジニアもchatGPTで文書作成をされていると思いますが、chatGPTを活用すると宣言することで、ある意味「文書クオリティ」や「対応の敏速さ」のレベルをお示しすることにもつながっていくのではないかと思います。

生成AI、G7サミットでも議論に--「広島AIプロセス」立ち上げへ(05/22)
https://japan.zdnet.com/article/35204109/

先週のG7広島サミットでも議論が交わされ、各首脳陣で構成する「広島AIプロセス」を立ち上げることで一致したようです。ここでは、芸術家やクリエイターの知的所有権を守ることや、革命的なツールを枯渇させることなく安全に活用できるようにするための世界の枠組みの検討などをしていくことになりそうです。

生成AI規制の取り組み、欧米は旧来の法律に依拠、どうやって法整備していくか(05/26)
https://jp.reuters.com/article/tech-ai-regulation-idJPKBN2XE05I

ただ欧州連合(EU)はG7サミット開催以前からも法整備を訴えてきています。一部の国々では法整備が整うまでは企業での使用を禁止しているところもあります。

ChatGPTに「駆逐される仕事」と「生き残る仕事」(05/25)
https://wpb.shueisha.co.jp/news/technology/2023/05/25/119519/

最後に、こうした技術進歩で必ず語らずにはいられない「生成AIの進歩で"生き残る業種""なくなる業種"」を紹介しておきましょう。記事によれば、ジャーナリストで、著書に『10年後に食える仕事 食えない仕事』(東洋経済新報社)などがある渡邉正裕(わたなべ・まさひろ)氏による分析では、なくなる業種の筆頭に「webライター」をあげています。つまり「インターネットに飛び交うIT・科学・経済のニュースを 独自の視点で振り返る」などということは、まさにAIが得意とする仕事なんだそう。私のこのブログもいつまで続けられることやら、、、。

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