2021/01/12

映画を見てる時間はもちろん面白いのですが、映画を見ていなければ何をしていたかにもつい思いを馳せてしまいます(とても映画に真摯に向き合った態度ではありません。申し訳ありません。)。パラレルワールドには社交的で外向的な僕もいるんでしょうか。そういう映画も探してみよう。

いくたびか生まれ変わってあの夏のウエイトレスとして巡り遭う/穂村弘『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』

「遭う」の表記はこれで合ってます。主に好ましくないものに出会う際に用いられる漢字。この短歌では生まれ変わりは未来に向かって進んでいく訳ではありません。「あの夏」という点が繰り返されます。そして、台風のように、天災としてウエイトレスがやってきます。おそらく艶然と笑みを浮かべて、またあえた喜びを噛みしめつつ。

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