ご褒美がもらえるまで走れ

新しいことを始めると想像力を掻き立てられる。

今までになかった経験や凄い人に出会ったりと非常に充実した時間を味わえる。

しかしそういうものにも必ずやってくるものがある。

『飽き』である。

先日PCブラウザのブックマーク（お気に入り）を整理していたら、『ブログ』という項目が目に入った。

そこには自分が読んでいたブログを数多く保存していたのだ。

30個ほどあったので久しぶりに見ていたら、見事に全部死に絶えていた。

最終更新が2004年の正月とかサービス自体が終わっているとか。

ブログなどを始めた頃は書くことだらけで毎日更新する。

それが3日、5日、1ヶ月とだんだん更新が減っていき、最後にはバナー広告だらけの墓場になる。

ブログを書いていた人達は恐らく1円も手にすることなくブログを辞めてしまったんだろう。

もし今も更新していれば、もしかすると1000円は手に入れられたかもしれない。

たかが1000円と思うかもしれないが、自分の作品で得た1000円はものすごくモチベーションを上げてくれる。

たった数百円だったとしても、「俺はついに世間に認められた！」と勘違いしてしまうぐらい嬉しいのだ。

バンド活動で初めてプラスが出た時は本当ににうれしかった。

1人1000円ほどの儲けだったが、あまりの嬉しさのあまり全員で天ぷらを食べに行った。

ひとり3000円の定食を食べてしまうぐらいテンションが上がっていた。

実質マイナスなのだが、精神面では「俺達はやれる！」という状態なので活動に拍車がかかった。

YouTubeでの広告収入は、はっきり言って数百円である。

とても生活なんてできない。

しかし、その数百円でどれだけ創作意欲やバンド活動の原動力になったことか。

たぶんお金は万病に効く。

ほぼすべての創作者は収入がない。

しかし100円でも儲けることができれば翼が生えたように創作に打ち込めるだろう。

そうなれば後は100円を500円、1000円、10000円に変えていくだけだ。

ご褒美がもらえるまで走れ。

辛いとき、出口は以外と近くにある。