見出し画像

いまが常に最先端

先日、最新のバイク用ドライブレコーダーを付けた。

前後カメラ、GPS搭載の優れものである。

これさえあれば、煽り運転された際や事故の時の証拠になる。


以前から前後にドライブレコーダーを付けていたのだが、2011年製のものだった。

当時は前後カメラが珍しかったので安全のために購入した。

しかし事故を起こしていたら果たして証拠になったのか?と思うほど画質が悪い。

対向車はもちろん、こちらのヘッドライトの照り返しで前の車のナンバープレートすら見えない。

信号が見えない(LED信号はフレームレートの関係で映らない)。

解像度が480×360。

記憶媒体がSDカードではなくコンパクトフラッシュ。(もう売ってねーよ)

久しぶりに動画の確認をしてみて、さすがにこれは危ないと思い購入に踏み切ったわけだ。


付けてみて10年の技術の進化に驚いた。

画質も配信で使えるほどキレイになり、バイクのエンジン音や環境音もしっかり録音されている。

夜でも対向車のナンバープレートが余裕で確認できる。

広角レンズで解像度は1920×1080。

バイクの振動で生ずるブレもほどんど気にならない。

これだけでバイクで旅に出たくなったほどだ。


やはり最新だ。

経験上、最新を買えばまず問題ない。


以前ギターショップに行った時にフェンダーのヴィンテージストラトキャスターが置いてあった。

誰がどう見ても良いシロモノ。

みんなそれを覗く。

その隣に最新のストラトキャスターも置いてあった。

誰も見向きもしなかった。

店のオーナーに聞いてみる。

そっちがいいのかと。

オーナー曰く「絶対最新のストラトキャスター。」

何故か。

それは今の音楽をやるのにヴィンテージは向いていないのだそうだ。

フレットが21フレットだったり、ペグ、ブリッジ、ピックアップなどのハードウェアも古い仕様のものが付いている。

昔のブルースの再現をするなら良いのだろうが、まずそんなことをする人間はいない。

特筆して良い部分を挙げると、木材の希少性だけだそう。

その点最新のストラトキャスターは、ネックの形状もハードウェアも今のプレイヤーに沿った作りになっている。

手に吸い付くような感覚で、とにかく弾きやすいのだ。

値段もヴィンテージの半額で買える。


ヴィンテージ信仰が悪いわけではない。

しかし、先人の作ったものを経て今があるのだ。

大工の友達が、「俺たちも宮大工みたいにクギを使わない建築の方が良いとか言われることがあるけど、釘とか今の建材を使ったほうが良いものが作れるから使ってるんだよ。」

と言っていた。

どの世界でも、中の人がより良いものを作るために頑張っている。

より快適に、より環境にやさしく、よりコストがかからないようにを目標に研究したりテストをしたりして世の中は良くなっている。

先人のリスペクトを忘れることなく、我々は前に進まなくてはならない。




……え~っと、とにかくドライブレコーダーは最新を付けろ。

サポートいただければツインテールの活動がより円滑に動きます! それはつまりジャパニーズヘヴィメタルが動くということだ!