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双子出産はどこで?経験者が考える2つの条件

「紹介先が遠方になってしまうけどいい?」
この質問に即答で「はい!」と答えながら、
少し困った顔をしている先生の顔 を、
今でもはっきりと覚えています。

双子の妊娠初期の頃に直面する方もいらっしゃるかな?と思う、
「双子を出産する産科の病院選び」
のお話です。

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双子妊婦は産科病院が選べない!?

我が家は、不妊治療の専門病院で、不妊治療をしていました。

不妊治療については、
我が家の方針として隠すつもりはないので、
堂々と書いてしまいますが(笑)、
そのあたりは、また、後々にかかせていただくとして。

不妊治療の専門病院では、
妊娠が叶えば、次は産科の病院にうつる必要があります。

基本的には、自分が出産したい産科へ、
紹介状をだしてもらうのですが、
多胎児の場合、それが難しいことが、
紹介状を出してもらう段階でわかりました。


我が家は、
家から徒歩で行ける病院を希望していましたが、
そこは双子妊婦の受け入れがないのです。

双子などの多胎の場合、
不妊治療の病院からの紹介先は、
周産期医療センターなどの、
多胎児を受け入れてくれるところでないと難しいとのこと。
そんな病院が、
選べるぐらいに複数ある地域ならばいいのですが、
我が家の地域は、2つ!


1か所は、
我が家は、比較的近く(家から20分ぐらい)なんですが、
なんと、そこは、多胎児の分娩数に制限があるとのこと!
しかも、私が双子と発覚した頃には、
もうその枠がいっぱいだったのです …えーん。

そうなると、選択肢はもう1つのみ。
そこは、我が家からは少し遠い(家から1時間ちょっと)の病院。
多胎児妊娠だけではなく、リスクのある妊娠・出産の場合は、
制限なく受け入れてくれる という、
県下の医療を支える大学病院。

それで、最初にあげた、
不妊治療の病院の先生の困り顔が登場したわけです 


「紹介先が遠方になってしまうけどいい?」
確かに、遠い病院は、電車とバスを使って1時間以上かかる距離。
車で行くにしても1時間はかかります。
後に、この「片道1時間の通院距離」の重みを、
思い知ることにはなるのですが(笑)

でも、それを知っていたとしても、
お腹に宿ってくれた子たちを諦めるなんて選択肢は、
私にはまったくないわけで。
私は、遠い大学病院に行くことに即決でした。


今、もし、双子妊娠が発覚し、
産科病院を選べる状態で
どこにしようか迷っているお母さんがいたら、
2点伝えたいことがあります。

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遠方の病院は正直きつい!と知っておいて。

私は、妊娠37週で、予定帝王切開で出産しましたが、
予定帝王切開前日まで、自宅で過ごしました。

そう!多胎児ママの多くが経験する、
管理入院をしていないんです。

私が出産した病院のルールで、
妊娠16週からは、週1の通院があったため、
36週までの約20回にわたり、
週1通い続けたのですが……


通院片道1時間の距離は、楽じゃなかった!!


初期のころはつわりで。
中期のころは仕事をしつつ週1通う時間的問題で。
後期のころはお腹の重さで。

それぞれつらさがありました。

下記の2つめの条件を満たしているならば、
できるだけ近い病院をおすすめします。

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NICU(新生児集中治療室)のある病院のすすめ

私は大学病院でしたが、
県内のリスク出産を一手に引き受けるようなそんなところでした。

なので、大きなNICU(新生児集中治療室)を持っていました。

しかも、日本一のNICUに!と医師・看護師・スタッフ一同で、
力をいれているような病院だったのです。

出産してから看護師さんに聞いた話ですが、
私の出産した大学病院では、
妊娠中の経過、お腹の中にいる時点での子どもたちの予想体重から、
分娩時には、NICUやGCU(回復治療室)にベッドを用意して、
小児科医師と担当看護師さんも来ているというのです。

私の場合は、
事前のチェックの段階で、
胎児の体重がそれなりにありそうなのと、
週数が37週いっていたので、
NICUに入ることはないだろうと、予想されていたとのこと。

ただ、前日にちょっと調子が悪い子がいたので、
急遽、GCUは入るかもしれないということで、
双子のうち一人はGCU、一人は通常に新生児室と予想して、
GCUのほうでベッドを用意して、
小児科医師とともに、
GCUの看護師さんも来ていたというのです。


ところが!
生まれてみたら、
二人ともが予定よりかなり小さく、
しかも一人は呼吸状態が少し悪い。
なので、急きょ、NICUとGCUにベッドを用意して、
双子さんたちは入院となったのでした

こんな予定外の時でもすぐ対応してもらえるのは、
NICUを持つ病院でよかったと思うところです。

NICUがない病院、NICUを持っていても満床だったりすると、
この時点で子どもだけ転院になります。

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必須じゃないけれど…成長過程をおってくれるよさ!


2つの条件に加えて、
私の出産した病院でよかったのは、
出産後も双子の成長の経過も見て行ってくれているところ!

そこがどこでもやっていることなのかは不明なのですが、
我が家がお世話になったところは、
1か月検診の後、3か月ごとに双子検診があるのです。
3か月に一度通うのは大変なんですが、
でも、経過を追ってもらえるのはすごく心強い爆  笑

我が家は1歳児検診の時点でまったく問題がなく、
経過観察修了となりましたが、
何かあれば、小学校入学前ぐらいまで、
定期的に診察があるようです。

通院は大変ですが、
産んだらそこでおしまい!ではないところがいいと思っています。

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双子以上の多胎児出産は、リスク出産です!


大学病院で言われたときは、
まったくぴんとこなかったそのことば。

でも、今思うと、
大学病院側がリスク出産ととらえて、
丁寧に見てくださっていたからこそ、
より安心して妊婦生活が送れました。

だからこそ、これから産科を選ぶママには、
より安全に子どもたちにあえるように、
病院選びしておくと安心ですよ!
と強くお伝えしたい、現在です。

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