2020.11.28<本音ー二人が本当に好きなのー>

強い思いと悪い癖と朔さんを思うと両面がいっきに出てしまって、やっぱりバランスが悪くなってしまう。ひとりきりになりたくて、ひとりで集中したいのに、気が付けば隣にいてほしいと強く念じてそうでないと血眼になって探してしまうような。少しずつだけどバランスはよくなってきているつもり。でもまだまだ練習が必要だなあって苦笑いしています。

一緒にいたくて、でもいたくなくて、どうしてこんなに天邪鬼なのかなあ。どうしてこんなに素直じゃないんだろうなあ。。。

素直になればすべてがうまくいくだろうに、それなのに、素直になれなくて。きっと朔さんは私が頑張る!っていえば、干渉しないんだと思う。それなのに私はどこかで干渉されたくて、私の人生を阻害してもいいから求めてほしいって思ってしまうんだ。不思議だった。絶対に触れられたくないのに、喉から手が出るほどに欲しくて。私はどうしてしまったのだろう。。。

でもそれが本心だとわかっただけでも気が楽だった。正体不明のものって怖いから。朔さんへの信頼が増していく。朔さんへの気持ちが増していく。

それが何よりも心地よかった。ありがたかった。感謝している。そんなふうにわかるだけでもまたひとつ自由になれるから。どうしようもないこの愛とどうしようもない拒絶と常に混在していることを理解すれば、会いたいときは明確に言う癖がつくだろうし。


あおくんに対してもそうなの。ただ、あおくんのことはまだきちんと理解していないから絶対に「会いたい」って言わないようにしている。だって私が行ってしまえばあおくんは気持ちがあろうがなかろうがかわいそうに思って無理をしても来てくれるだろうから。だからきちんと理解するまでは言わないようにしているの。自制心。いつも偶然だったり、いつもいる場所だったり、負担がないようにしたり、あおくんにメリットがあるようなそんなところで会いたいって伝えるようにしているつもり。本当はね、朔さんみたいにわがままを言ってしまうんだと思う。だけど、「まだね…」という部分が強い自制心になれている、ありがたいことにね。

わがままを言わないようにしているのに、タガがはずれたようにわがままになるから、私はわがままという言葉に敏感に生きるようになった。ひとりっこっていう看板も大きかった。やっぱりわがままだって認定されて親が否定されるのはかわいそうだと思ったから。私が否定されているようでそれってあきらかに親の、特に母親が否定されてしまうことだからね。


「いいんだよ」って言われると怖かったのはそのせいもある。それに「今は無理」って言われると認知のゆがみで否定に受け取っちゃうし。交渉することになれていないんだと思う。そんなわけで、これからあおくんや朔さんと仲良くなったら「断られる」ってことも経験したいの。断られるたびに私はふたりを信頼していくんだと思う。だって断られてもまた仲良くしてくれるってすごく自信になるから。

あおくん、私はね、あおくんのいろんなことが本当に知りたいの。これだけ朔さん朔さんって言っているけれど、あおくんに心から恋をしているの。そう、まだ、大切っていうのは実はおこがましいと思っている。だから、正しい日本語としては「恋をしている」「好き」「恋焦がれている」っていうのが正しいと思う。あおくんを見るとわくわくするの。あおくんを見ると胸がときめくの。あおくんを見ると乙女になるの。わかるでしょう?

私に光を見たら、私を受け入れてほしいなあって思う。とんでもないわがままだけど。やっぱりふたりいないと私は倒れるって思っているし、理解している。そのことをあおくんはいつも教えてくれる。あおくんがいるときといないときではメンタルの振幅が全然違う。たぶんあおくんはもう気づいているよね。朔さん以上にあおくんが存在しているだけで私に対して良い影響を与え、おだやかな気持ちにさせていると。あおくんの存在が私の心を平安に導いていると。それがあおくんの力なの。その日何かをなし得なくても、結果をなにひとつ出せなくても、成長がなくても、その存在だけで私を安定させる。すごい人だと思った。思い返せば、これはもうこの街に来てこのカフェで仕事をしているときからだった。


どこまでふたりが私の本心を理解しているかわからないけれど、、、でも怖いけれど本心を言えば、そう、ふたりとも愛しい恋人なの。家族なんて生易しいものじゃない。燃えたぎる恋焦がれる相手なの。どちらもいないと私は精神を崩す。右耳には朔さんに、左耳にはあおくんにピアスを開けてもらおうと思ってピアッサーを買ったの。月夜の美しい夜にそれぞれと二人きりで過ごしながら…。本気なの、このカヤノの気持ちを本気だってわかってほしい。冗談とか一時的な気の迷いとかそんなんじゃないの。だから、、、だから。。。

いつもお騒がせなカヤノだけど、いつも気にかけてくれてありがとう。

愛している。いつもありがとう。



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