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かぐや様様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜

本作は、興行収入22億4000万円という大ヒットを記録した、赤坂アカの人気漫画『かぐや様様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』を実写映画化したものだ。


あらすじ

将来を期待されたエリートたちが集う名門校・秀知院学園(しゅうちいんがくえん)。
その生徒会のメンバーである副会長・四宮かぐやと会長・白銀御行はお互いに惹かれ合っているものの、高すぎるプライドが邪魔をして半年が経っても告白することが出来ない。素直になれない二人は、いつしか自分から告白することを「負け」と捉え、「いかにして相手に告白させるか」ばかりを考えるようになり、権謀術数の限りを尽くした“恋愛頭脳戦”を繰り広げる。

Wikipediaより引用


本作は原作を知る私からすれば、この記事を書くために再度家でAmazon Prime Videoを利用して本作を観た際に何度もブラウザバックしたくなる衝動に駆られるほどのクソ実写映画だ。
その不満の原因の殆どは、原作を実写化するのではなく、監督ないしは制作に口出し出来る方達の作りたいものを原作のガワだけ借りて作っているのが透けて見える点にある。


度を越した努力家である白銀御行というキャラクターの象徴とも言うべき目の下の隈が何故かなくなっていることから始まり、改変された一部の登場人物の言動が原作のキャラクター性と乖離していたりと目に余るものが多々あった。
とりわけ酷いのは、ナレーションと医者役を担当した佐藤二郎だ。
これは、役者に非があるわけではなく原作を踏みにじってまで本作で『佐藤二郎』というキャラクターを出す判断をした者たちに非があるだろう。


原作の改変に対する不満点が尽きぬほど湧き出てくる本作だが、興行収入を得るという点では成功しているので、原作を知らない人にとっては楽しめるの作品という可能性もある。
原作に一瞥もくべたことのない人に対してはオススメしてみるのもいいだろう。

クソ映画度 6/10

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