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引き寄せの法則~私の解釈~恋愛編①

「ぶす!」

私は耳を疑った。
これは私が以前、お付き合いしていた人にふいに言われた言葉だ。

どうしてそんなこと言われなきゃならないのだ!
そんなこと一度も言われたことないのにっ!くそが!
と憤慨しつつも、私は聞き流したのだが、そんな幼稚な悪口はぐっさりと私の心に刺さっていた。

私が彼を好きになり、思いを伝えると私を追い越すように彼は私を好きになってくれた・・・ように見えた、だけなんだろう。
本当に好きだったら、そんなこと言わない。
ってゆーか百年の恋も冷めるよね。
実際、私はこの「ぶす」という二文字で目が覚めた。

目が覚めてどうしたか。
淡々とサヨナラした。

そんなことで?あっけなく?バッサリと。なんてできるものなのか。
というか、以前の私ならできなかったんだ。
自分が好きになった人が、好きになってくれた!なんて奇跡!と浮かれて
引き寄せ大成功!と言わんばかりに願っていた状況の真っただ中で
ただ、一つ違っていたのは彼の態度だった。

一緒に住む家を見て回っても、全部彼の都合だった。
場所も、間取りも、何もかも。
私のことなんて少しも考えていないことは明らかだった。
その部屋で一緒に暮らし始めるのを想像してみてもポツンと一人、
彼を待つ私しか思い浮かばない家ばかりだった。
今思えば既に、一緒にいても楽しいと思えてなかった。

わかっているのに、せっかく叶ったのにもったいない!
めっちゃ引き寄せ頑張ってやっと叶ったんだから!手放してなるものか!
と執着してしまう。
いやいや、きっと彼は変わってくれるに違いないと気付かないふりをする?
ここは一つ、彼が私に夢中になる引き寄せよ!
って畳みかけるように、瞑想、イメージ、断言法?
でもそんなことをしたら、自分がどんどんかわいそうになっていくことを
私はわかっていた。

「必死に願ってきた願いが叶ったからといって幸せとは限らない」

幸せになれないとわかっているのに。手放したいのに手放せない、
そんな時やってみること。それは

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