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ハイラル旅行日記(45日目)

本格的に降ってきた。しかもゴロゴロという音も聞こえる。雨宿りするにも見渡せる限りにそれらしき場所が見当たらない。馬であれば視界が悪くなる前に速度を上げて、ということもできるが今回は徒歩。速度を上げるにしても限度がある。そうこうしているうちに稲光が激しくなってきた。急いで装備品を見直す。過去の経験からかなりの確率で、直撃されるからだ。過去の経験?いつのことだろう。頭では思い出せないが、体が覚えているということか。ずぶ濡れになりながら街道を歩いて行く。危うく直撃になりそうな落雷に自分の運に感謝しながら、切り立った崖を右手に先へ進む。

地図を見る限りでは北のエリアに入っていると思われるが、気温はそれほど低くない。標高が高くないことが原因なのか、緑も多く地形は平原に見える。地図はそろそろ未記入のエリアになるので目視でしか判断できない。それほど大きな山も見えないのでこの先はそれほど厳しい行程にはならなそうだ。

雨も小降りになった。川に囲まれ橋がかかったエリアに入る。橋は決して新しいものではないので古くからあるものなのだろう。今はひとけも無いがこのように橋をかけたのには何か理由があるのだろう。川を渡ることができる場所は人が集まるのでかつてはこの辺りに市が立っていたのかもしれない。そう考えると、このあたりの美味しいものはなんだろう、などと思いが飛んでしまう。そろそろ馬宿はないものだろうか。


ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム 徒然に。

街歩きがさらに楽しくなるものがあるといいな