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ロイスダール

ロイスダールの絵がある美術館を調べて出かけてみた。企画展は盛況だったが、常設展はそのおかげか、ゆっくりみて回ることができた。

初めての美術館でオンラインチケット購入して行ったのだが、これだと半券がなく、しおりにできないかと思っていたら、QRコードを見せたら半券と交換だった。これは思いがけず嬉しかった。

特別展がまずありその向こうに常設展示の部屋。さて、どこにあるかな。

年代別に展示しているのかフランドル美術は並んでいたのもあってすぐに見るけることができた。風景画で大きく空が描かれ、そこに様々な形の雲が浮かんでいる。晴天ではないので全体的に暗い。

描いたのは サロモン・ファン・ロイスダール。あれ?名前が違う?・・・おじさんでした。この時代この地方の絵なのでテイストは同じでしかも絵の師匠に当たるそうなのですがむむむ。。。リサーチが甘かった。

他にも、ブリューゲル、ルーベンス、フラゴナール、ダヴィッド、ターナー、ドラクロワ、ミレー、クールベ、シスレー、マネ、ルノワール、ゴーガン、と詳しくなくても知っている人たちが展示されていた。

初めてみた絵で驚いたのが カナレットという人が書いたローマの広場。油画でありながら設計図のようにまっすぐな線で書かれた建物が精密に描かれている。まるで定規を当てたような。

以前見たルーベンスはすごいと思ったけど、今回のはピンと来なかった。あとどこの美術館に行ってもルノアールがあるのは何故だろう。
名前を知っている人の絵が見れるのも良いけれど、みただけで感じるものがある絵があると嬉しい。

企画展は今だからこその展示で、しかも初公開となる断簡があったりとすごい人だかり。でも展示物より、説明書きを一生懸命読んでいて列が動かないのが残念すぎる。自分の興味は絵の方よりも、書かれているひらがなの方。なんとか読むことができないか頑張ってみる。それはもう物語を読むレベルではなく、暗号解読の様相。識別できる文字だけを拾い集めるだけで全くお話にならない。現代訳が思い浮かぶぐらいまで読めるともっと面白いだろうな。

この美術館はちょくちょくみに行ける距離ではないのが残念。で、こことは別にもう一つ行ってみたい美術館がある。これも同じぐらい遠いのでいつ行けるやら・・・

街歩きがさらに楽しくなるものがあるといいな