国際学会で口頭発表をした感想
こんにちは、ぴーです。
博士課程1年目にして初めて国際学会で口頭発表をする機会を得ました。
緊張しましたが、20分の発表と10分の質疑応答をなんとか乗り切ることができました。
このnoteでは、発表までの道のりと実際に発表をした感想についてまとめておきたいと思います。
発表までにやったこと
私が国際学会の発表までにやったことは以下の通りです。
抄録の提出
パワーポイントの作成
読み原稿の作成、ネイティブチェック
発表の練習
抄録の提出
まず、今回参加した国際学会を知ったのは昨年の11月でした。
他の大きな学会で、著名な先生にお会いする機会があり、「今度うちの大学で国際学会を予定しているんです」と教えてくれたのです。
私の指導教授が「この子(私)がぜひ発表しますので!」と話してくれ、「私はこの学会で発表することになるんだろうな〜」と漠然と思っていました。
月日は流れ、抄録の提出の連絡がありました。発表当日から約4ヶ月前でした。
内容としては修士論文の一部を発表したかったので、国際学会のテーマに合うデータで抄録を書きました。
抄録は、Editageという校正業者に依頼をしてチェックしてもらい、無事に演題がAcceptされました。
パワーポイントの作成
発表が8月だったのですが、パワーポイントの作成は7月初めから始めました。
まずは、提出した抄録を見ながら、wordでどのデータを使うか、どんな切り口で考察をするかなどのアイディア出しをしました。
アウトラインをざっくりと作ってからパワーポイントに取り掛かりました。
私はもともと英語が得意な方ではありますが、アカデミックな文章に親しんでいるわけではありません。
なので、インターネットで言葉を検索しながら作成を進めました。
また、ChatGPTも非常に便利で、文章を打ち込んで「この文章は論理的ですか?」「この文章はわかりやすいですか?」と聞いていました。
完璧ではありませんが、参考程度に便利なツールだと思います。
読み原稿の作成とネイティブチェック
7月下旬にはパワーポイントがある程度仕上がり、読み原稿を作り始めました。
原稿を作成するにあたって参考にしたのは「国際学会English 口頭発表 研究発表のための英語プレゼンテーション」です。
"I would like to discuss about~" "Here we have the analysis~"など、発表をスムーズに進めていく文章が多く載っていて参考になりました。
原稿が完成したところで再びEditageでネイティブチェック。
本を参考にして色々と書いていましたが、かなり修正が入りました。
アカデミックな文章で使う言葉の選択や、コロケーション(自然な語のつながり)を意識するのは難しいと感じました。
発表の練習
パワーポイントと原稿が完成したら、時間を計って練習、練習。
自分で練習をする時には、パワーポイントの録画機能を使って、スライドの内容と話している内容がリンクしているか確認をしました。
また、聞き取ってもらうには発音が大事なので、発音し慣れていない言葉などは何度も練習をしました。
そして、ゼミの仲間にZoomで集まってもらい、実際に発表を聴いてもらいました。
聴いてもらった上で質問をもらうことで、「本番にどんな質問が来そうかな?」と質疑応答の準備ができました。
あと、YouTubeで見た「英語プレゼン技法」という講義が、非常にわかりやすかったです。
発表前日からホテルに宿泊していましたが、そこでも練習と質問への回答を考えたりしていました。
実際に発表を終えて、感想
実際に発表を終わっての感想は「思ったよりもできた!やり切った!」です。
まさか、前後の発表者がキャンセル
今回の学会は初めて参加しましたが、規模が大きい学会ではありませんでした。
いくつかの部屋で3演題ずつセッションが行われていましたが、なんと私のセッションの部屋だけ前後の2演題がキャンセルになってしまいました。
ということは、「私のプレゼンを聞きたい人しか来てくれない(前後の発表者から流れで聞いてくれる人はいない)」ということです・・・。
「誰もいなかったらどうしよう・・・」と思っていたのですが、時間になると私のプレゼンテーションには、6~7人の方が来てくれました。
その中にはアブストラクトを見て「あなたのプレゼン、楽しみにしていた」と言ってくれる方もいて、救われました・・・。
思ったよりも緊張せずに話せた
実際の発表では、思ったよりも緊張せず、自信をもってゆっくりと話すことができました。
質疑応答では、楽しみにしてくれていたという研究者の方、そして他の方も質問をしてくれました。
私がうまく答えきれず、2分ほど残して、発表を終了しました。
反省点は色々とありますが、とにかく自分の発表を聴きに来てくれることがとても嬉しかったです。
来てくれた人たちが、わかりやすいように発表しよう!と頑張れました。
質疑応答も不安ではありましたが、興味を持ってくれるということは本当に嬉しいことなので、一生懸命答えようと頑張れた気がします。
文法はメチャクチャになっている部分があったと思います。
でも、セッション後に質問してくれた方に「Thank you! 私はあなたの質問に答えられていた?」と聞いてみたところ、大丈夫そうでした(笑)
国際学会での発表はとってもハードルが高いと思いがちですが、他の国の方に自分の研究を伝えて情報交換をするのはとっても重要なことだと思いました。
次もチャンスがあればどんどんチャレンジしていきたいと思います!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?