幼少期

僕は親父曰く、870グラム程度の体重で生まれてきた「未熟児」で医者も匙を投げる程、絶望的な状態で弟共に双子として生まれて来たとの事です。

内心、その時の弟とのやりとりは今でも本能的に覚えているんですよね。「後は任せたよ」と弟に言われた事だけはハッキリと覚えてる。

匙を投げられたはずの自分が生き残り、「この子は大丈夫だろう」と言われた弟が生まれて二日ともたず亡くなったらしい。


そんな僕だけど、こんだけ小さく生まれたからには当然、身体障がいが認められた。僕は生まれつき右目が見えない左目だけ見える「弱視」として生きています。

ただ、当時は世間的にも家庭環境的にも僕の障がいを否定される日々が続きました。それに加え「おはよう」「お腹空いた」これら簡単な言葉を含めて僕が発する言葉が他人(ヒト)には全く理解してもらえず本当にツライ思いをして過ごして来た記憶が今でも強くあります。

大人になった今振り返って考えるときっと「発達障がい」や「学習障がい」「コミュニケーション障がい(?)」の表れだったのだと自己評価と納得が出来ますけど、10歳未満の子供にそんな思考と理解力があるはずもなく、「心の声(いやー、あの時は大人をどれだけ恨んで過ごしていたか、今となっては懐かしい程だなww)」と一周回り笑える程、人を恨んで生きていた時がありました!

ちなみにこの頃、母親から様々な虐待と育児放棄をくらい、磨きをかけてやさぐれてたはずです。はい!(笑)


子供時代で一番安定していた時期は小学生高学年になった3年間かな。そうそう、小学四年生の時に一年で10センチ身長が伸びたんですが、今現在、その身長のままなんです!!!原因は異常なストレスだった状況下が主因みたいなんですけどね!(苦笑)おかげで今でも身長が150センチもないんですー(泣)

ただ、この小学生の時には大人になった今でも感謝していたり、胸を張れる出来事が様々あった事も確かな事実です!

良い思い出の中で何より一番「怖かった」と覚えている事は小学一年生の1年間でした(笑)なぜかって?

小学生、中学生、高校生、これら12年間の中で一番熱意を持って子供の時の僕に向き合ってくれた先生だからです。僕は生まれた時から体が小さかった為に呼吸器や食道なども小さく、飲み物もストローじゃ吸えない、麺料理は「麺一本を何回かに分けて食べる」それの繰り返し。口も小さかった為ら紙パックやペットボトルの直飲みは必ずこぼしていた気がします(笑)

こんな状態で学校生活を悠々自適に過ごせる訳もなく、その恩師と言える先生が母親代わりとなり、本当に様々な事を教えてもらいました。ただ、当時の僕は「それがとても怖かった(笑)」なんせ自分では言われた事が出来たと思っていたら、それが出来ておらず指摘され、一からやり直され…それを一つの事で10回以上は繰り返していた気がします(笑)

例えば、給食で使った自分のカトラリー(フォーク、スプーン、箸)を洗ってケースに戻す、これだけで授業一時間潰した気がします(笑)

ちなみに、その当時の給食は12:30〜13:15だったのですが、余裕で遅れてましたねー…なので当時は給食が一番怖い時間だった(笑)だって普通に頑張って食べてるのに怒られるわ、食べ方直されるわ、当時の僕としては「ご飯くらいゆっくり食べさせて〜(泣)」状態でしたが、そうすると午後の授業一つ潰すくらい時間ががかっていたはずなので、ゆっくりは出来ませんでしたけどww


こんな事書いてますけど、恩師の先生がいなかったら今の自分は「100%いない」と言って過言じゃない!と言い切れる程感謝してるんですよ?

その先生のおかげで「人に物事を伝える大変さと大切さ」「挨拶を含めた礼儀作法の重要性」「人とコミュニケーションをとる基本」などの基礎を学べたから、今の自分の基礎があるんです。


ただ、小学二年三年の時期は大人を本当に嫌った時期でしたね!さっき言った恩師は担任だったんですけど、翌年からの担任は「母親に似た性格の人」で大っ嫌いでいつもその担任の先生に反抗して喧嘩ばかりして正直「良い思い出がほとんどありませんね(^◇^;)」


これの原因は僕の在籍していた学校に大きな原因がありますね。

ここまで目を通していて疑問に思いませんでした?「学校はわかる。なんで僕自身と担任の先生しか出てこないのか?」と。「他の教職員や友達、クラスメイトの事が出ないのは何故なのか?」と。

そう気にせず読んでいたら、すみません(笑)


僕が幼稚部から高等部普通科まで在籍していたのは、ひと昔前で言うところの「盲学校(今で言う、もう特別支援学校)」に在籍しており、僕は小学6年間、クラスメイトは自分一人、学年ではもう一人。小学部全体では8〜15人程度の生徒数だったんです。恐らく所謂「普通校」出身の人からしたらきっと「あり得ない。それ本当に学校なの?」と言う、人数なんだと思いますが、本当だったんです(笑)



さてさて、今回は長くなりましたが、この辺で一旦区切りたいと思います!

次からは何分割かして投稿しようと思うので、これよりかは読みやすいと思います!

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