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「怪しくて、暗くて、怖い」タロットのイメージを変えてくれたもの。

はじめまして。双蝶です。
信じてはおりませんが、占いを学んでいます。

エビデンスのないものに関しては、
「胡散臭い」の一言で切り捨ててきた私が、
偶然性しかないタロットを学んでいる不思議はさておき、
タロットに対して、
「ポジティブなイメージを抱いている方って
いらっしゃるのでしょうか?」
と、真顔で聞くことのできるくらいに
ネガティブな先入観しかありませんでした。
すみません。

先ず、カードの絵柄が、
暗い。怖い。おどろおどろしい。

意味がわからなくても、
不吉な予感しかしないカードたち。
悪魔。死神。破壊された塔。吊るされた男。

更には、上下が逆さまに表示される【逆位置】の存在。
良いカードの意味が反転してしまう容赦のなさ。

占いなんて、今日を楽しい気分で過ごすためのもの。
不吉なカードで気分を害されたら、堪らないのです。

故に、嫌悪感を抱いて、
関わらないようにしていたのでしょう。

気づけば、人生も半ばを過ぎ、
山あり谷ありの日常をやり過ごすうちに、
相対的な価値観の狭間を行きつ戻りつする
心の動きを体感できるようになってきました。

綺麗事ばかりの建前も、不謹慎な本音も、
どちらもあっていいもの。
どちらかだけでは、成り立たないもの。
両方ともある世界。

理性と感性のバランスを取りながら
二つの世界を使いこなす。

そんな世界観に通じるものを
タロットの不吉な絵柄や
逆位置という設定に感じるようになりました。

タロットが怖かったのは、
暴かれたくないもう一人の自分がいたから。
正しくない自分を、認めることができなかったから。

怖いだの、暗いだの、おどろおどろしいだの、不吉だの、
怪しいだの、胡散臭いもの扱いして、すみませんでした。

正直、未だにそう思わないところもなくはないのですが、
隠しておきたい世界もあるってことなんですよね。
世の中にも、自分の中にも。タロットにも。

二つの意味。二つの解釈。
二つの世界を一枚のカードで表すタロット。

タロットが奏でる世界観は、
生々しいほどに人の本質そのものです。
是非はともかく、あるものはある。

見ないフリをして
なかったことにしてきた自分の弱さ、狡さを、
タロットは容赦なく暴きます。

同時に、その弱さ、狡さを
肯定も否定もしていない気がするのは、
立ち位置が変われば、良くも悪くもなる
【逆位置】という概念があるからかもしれません。

嫌いな自分を拒絶してきた私より、
善悪は別にして、あるがままの本性を認めている
タロットの方が、たぶん優しい。

そんなわけで、
気分を上げるための占いではなく、
潜在意識を読み解くためのツールとして、
タロットを学んでいるところです。


◆お知らせ

占いを信じていない私が学んでいるタロットの無料講座です。

講師、ナビゲーター共に心理学に精通しているため
占いだけでなく、潜在意識意識の学びも深まってます。

個人的には、まゆちん先生のぶっちゃけトークと、
ナビゲーター森野さんの癖スゴ(良い意味で!!)解説が
お気に入り。

「依存させることなく、自分の運命を選ぶタロットを広めたい」
という、お二方の熱い想いとご縁を繋ぐことができたら、
とても嬉しいです。


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