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ブロックした母親への願い:精神治療して

たわいの無い会話が、地雷だったりすることが多々ある。

「お姉ちゃんがどうしているかお母さんが気になっていたから、
元気にしてるよって言ったら、安心したみたいだった」

弟から昨日、近況報告を受け、私は複雑な気持ちになっている。

「Hi 元気?」数ヶ月前に母親から突然、4年ぶりのLINEが来て、私はパニックを起こし、数日後に未読のままブロックすることで、辛うじて平常心を保とうとしてきた。

母親のお陰で、私はCPTSD(複雑性PTSD)という精神疾患を幼児期から今までの約35年間患っている。

元気な自分を弟に見せられるのは、弟が私の話を聞いてくれるからであって。

でも母親のことが話題に上がる度、私は落ち込み、怒りが込みあがり、鬱が悪化する。

この精神状態を「元気」と言えるだろうか?
良くて空元気だろう。

「元気ならよかった」という母の、何の変哲もないこの一言でさえ、私からしてみたら気持ち悪い。

私が元気かどうか本当に興味あるのだったら?なぜ4年間連絡をしてこなかった?なぜ今年、10年以上ぶりに来日するタイミングで前もって私と会おうと連絡してこなかった?

答えは明瞭。
母親が罪悪感と向き合いたくないから。

幼児の私が寝ている間に父親から猥褻をされたことを、私が35歳になってやっと母親に告白した時、母親は私に同情するようなことを言った後「でもお父さんがそんなことをするなんて信じられない」と言い、「金づる」と呼ぶ父親の陰口を私に言いながら、未だに父親と一緒に暮らしている。

私が「元気」だと知ることで、母親が安心するところがあるとするなら、自分の罪悪感が軽減されるからであって、

私が本当に元気かどうか、元気ならなんで音信不通(ブロック)なのか、元気にするために何が必要なのかまでは考えていないのは明らか。

なぜなら、私を本当の意味で元気にするには、対話が必要だから。

でも対話をするということは、母親が不都合な真実に向き合わないとならない。

不都合な真実とは、
母親が夫として選んだ男が、寝ている隣で幼児の娘に手を出していたという事件が浮上したのに、経済的な安定のために、その性犯罪者と何十年も連れ添って、未だに一緒に暮らしているという自らの不誠実性。

母親の人を見る目、生き方そのものが問われることになる。

しかも、母親はナルシシズム性人格障害(NPD)の症状が著しい人である。

母親として致命的に失格だったなんて認めるのは容易なことではないだろう。

それをするには、自分に問題があることを自覚した上で、精神治療が必要だ。

だから、弟が今後、母親に私の精神状態について触れる時は

「お姉ちゃんは、CPTSD(複雑性PTSD)という精神疾患を患っている」と真実を伝えてもらった方が気持ちがいい。

私が元気だという「嘘」で下手に母親を安心させるよりもよっぽど良い。

母親のNPDも複雑性PTSDが原因かもしれないからだ。

その根拠は、母親が幼児の時に自身の母親に捨てられたという経験をしていることが大きい。

母親が人間として著しく未熟なのは、自身の母親からの愛情を幼児期に絶たれたことと大きく関係しているのは容易に想像できる。

私の精神疾患が、母親の精神疾患を気付くきっかけになってくれたらいいと思う。

母親が治療を経て、不快な気持ちを含む感情を自覚して、正直に語れるまでに成長してくれたら、対話の質が向上するはずであり、それなら、会ってやってもいいかなと思う。

Image by Thomas Wolter from Pixabay

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