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大学合唱3年間で参考にした本のレビュー①(楽典系)

はじめに

歌が上手くなるには、たくさん歌う練習をすることが必要なのは分かっている。指揮が上手くなるなら、たくさん振る練習をした方がいい。

でもたまに(よく?)ありません?歌う気分よりも本を読みたい気分の時。パートリーダー、指揮者時代、なんかどんだけ考えても練習内容を考えるのにドン詰まりするとき。そんなときに自分が読んでたのが合唱とか音楽に関する本たちです。もともと活字が好きなのもあり、人並みちょっと多めくらいには読んでいると思うので、私の主観ばかりですが、何冊かレビューしたいと思います。あと参考にしたHPサイトも合わせて紹介したいと思います。ちなみにアフェリエイトリンクは張ってないので安心してください。

①moon song

音楽科高校で教鞭を執っていらっしゃる方が、コロナ禍にあって休校中の、音楽に携わる若者に向けて書いたブログです。

書いてあるのは楽典のことなのですが、あまり楽典の知識がなくても読めるようになっているので、自分のパートの楽譜は読めるようになった、くらいの人だったらあまり苦しまずに読めるのではないかな、と思います

時々挟まるユーモアもあって、どんどん先へ読み進めたくなります。

楽典について解説資料を作る機会に大変参考にさせていただきました!


②和声法がさくさく理解できる本

今までの和声法の本は、手強い和声法を前にしておずおずとたたずむ初心者への心優しい配慮に欠けているのではないか、それが「音楽理論嫌い」や「和声法アレルギー」を引き起こしているのではないかという問題が前書きで提起され、それを打開するべく書かれています。

文庫サイズで手に取りやすく、親しみやすい口調で書いているので、読みやすい本であると感じました。

ただ、第7章のソプラノ課題、第8章の借用和音あたりから理解が追いつかなくなっていっていったというのが正直なところです。(和声法アレルギーになりそうだった.........)

前半部分は図や譜例が大量にあってわかりやすく、和声法を感覚的に理解できるような語りかけもあったため、自分が分かる部分まで読むのがこの本の活用の仕方なのかな、と思いました。


③演奏のための楽典

ピアノ演奏者を想定して書かれた本で、今回紹介した本の中では一番網羅性が高くて、楽典楽典した感じの本です。

譜面を読むためのルールとしての楽典知識について触れた上で、その表現にとや演奏法について触れているのが、読み物として面白くて、と同時に参考になった部分だなぁと思っています。

巻末の独仏伊日の楽語比較対照表と音楽史年表と用語索引が地味に役立ちます。


あんまりたくさん一気に紹介してもなぁと思うので、続きはまた次回。


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