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アイドルの卒業について、そしてアイドルに教えてもらったこと

はじめに

2021年12月26日(日)大阪の老舗ライブハウス。梅田amHALL
ひとりのアイドルの卒業公演が行われた
その子の名前は一郁(いちか)
大阪を中心に活動しているすたんぴっ!というアイドルグループの黄色担当で愛嬌があり心優しく可愛い、何より小柄なのにダンスが抜群に得意で、ステージ上でもひときわ光輝くメンバー。

今回取り上げようと思ったのは、彼女を推しメンというには烏滸がましく、たまに行ってるアイドルさんと言うには要所要所で会いに行ってる関係で、言葉にするのにかなり難しかったためこのnote.を通して自分の考えを整理し、纏めていきたいとも思ってます。
(※去年の年末年始に書こうと下書きでプロット組んでたのをひっぱりだしてきたのもあり…そして僕から視点の世界線なので見えてない部分に真実があって所々おかしかったらスミマセン)

本編

第一章「邂逅」

僕が一郁のライブを見たのは2020年1月11日心斎橋SUNHALL。アイドルとして初めて所属したグループの大規模対バンのO.A.でお披露目だった。
そして僕が一郁と初めて話したのは同年2月13日のラウンドワンイベント、ラウワンにデビュー1ヶ月のグループが全国放送されるってすげえイベントだったな(内容は意外とこじんまりしたイベやったが)
基本的に会話してからがアイドル初めましてだと思うので、その日が邂逅日なんだが、最初の会話はよく憶えてる。

一郁「あーーー噂のじょみなさん!?○○○(同じグループメンバー)から話は聞いててずっと話したかったんだ。どんなアイドルが好きなん?」
ぼく「アイドルはあんま詳しくなくて…声優現場出身で…」みたいな返ししたっけな。

彼女が所属したグループ名は「A Little Bit(リルビット)」今これで検索するとタツノコプロさんのアニメしか出てこやんけど()
全員が前世持ちかつ個性抜群。
先輩グループの"ダブルヴィー"が正統派とすると、リルビットというグループは対位置にあって、最初はエモティックなサウンドで勝負するのかと思いきや、challengerや時の隨になどの激アツな楽曲も擁し、きらいだきらいだやマイメロディなど復刻を希望する根強いファンは今も結構存在している(俺調べ)
このグループの爆発力の凄さは公式Twitterアカウント1000人達成を1か月もかからなかったし、1000人記念の無銭梅田amHALLライブをコロナ直前のキャパで満員にしているという…
今回の記事の主役の一郁ちゃんの話から本筋から離れるのであまりダラダラと書くつもりはないが…今でいうとPOPUPの沸ける血を引き継いだすたんぴっ!と脳内パステルを合わせたユニットだったな…

僕自身ダブルヴィー出身だが、このリルビットにダブルヴィーに来る前の推しメン(当時現場参戦回数&チェキ枚数No1)がいて、彼女との縁と因縁もあって…この話こそ長くなるからやめよう。
何にせよ全員が歌唱力・ダンスパフォーマンス、インフルセンサーとして有名なtiktoker、…面白い子たち7人グループの1人が一郁ちゃんだった

スタバいく系のオタクの顔つきしてる。
3/25の平日京都MUSEでダブルヴィーとリルビット、どちらも出てたんよな

第二章「就任」

リルビット時代の彼女のダンスパフォーマンスは特にバチバチにキマっていて、初見の方でも「この子ダンスが上手いな…」とわかるくらい違いがあったんよ
すたんぴっ!のイメージと分離して考えた方がいいんだが、彼女はグループ内での立ち位置は特に”冷静”で"中立"だったと思う。それ故、考え過ぎてしんどかった時もあっただろうし、別の誰かが同じ立場でもどうすることもできない状態だったと思ってて…そんな中リーダー就任してがんばろうとしてたのは偉かったんよ

ちなみにリルビット時代のチェキ枚数順位は、一位は〇〇〇で
二位がわか、三位が一郁ちゃん。わかは黒髪ロングで顔のヴィジュアル好きで顔ファンで行ったら中身が面白かったのもあるんやが、一郁ちゃんは元気いっぱいで頑張り屋な所も素敵で時々行ってた感じやね
撮影会でもアイドルだけどオタク全開なのも面白かったし、生き生きしていつも楽しそうだったなぁ…

はにかみショート…いや、外ハネショートって可愛いな


そんな日々がずっと続くと思っていたし、途中メンバーが抜けたりお休みしたりしたものの、コロナ禍の中でも着実に"リルファン"を増えてきていたのでワンマンライブがそろそろ開催されるかなと思っていたんだが…

第三章「解散」

唐突に発表されたグループの解散
これは調べたらわかる事なので端的に書くと、
6人中3人がファンとの私的交流により契約解除、
残った3人のうち1人は退所し別の事務所へ
mintにそのまま在籍を決めたのが二人が一郁ちゃんとわかちゃんだった。

繋がり行為(ファンとの私的交流)の是非について今回論ずる予定はないが…事務所によっては見逃されたりする例もあるそうだが…このmintは一発アウトになるほど厳しいものだと明らかになった瞬間でもあった(この事務所において、その後もグループのエース級が繋がり行為により契約解除になっている。"またか"と一部のオタクが言っているようだが…ちゃんとルールに従って、"儲けが出てるから見て見ぬふりをする事務所"じゃないことを示している案件だと思うんだが…皆さんはどう思いますか?)

さて話を戻そう。
単独ワンマンライブも1周年もできなかったメンバー達
僕は契約解除になったメンバー達を責めることもしたくなかったし、そんな気持ちも起きなかった(だって人間だしな…)
ただただ残念でもっとやりたいことあっただろうし、歌いたい曲もあっただろうな…って思って、色々と訳があって(ここはオタク引退して20年後くらいに話すか)、この事務所に残って、もう一度ステージに立とうとする一郁ちゃんとわかちゃんをただ見たかったんだと思う。
(グループ未所属時代に一郁ちゃんの配信を見て助けられた部分もある)

この事件を経験しているから、僕にとって最悪な事態は「グループがなくなること」なので、基本どんなことがあっても気にしないように…グループが続いていればいつかまた良い日が来るやと楽観主義になったんよね。
ただ繋がり行為でグループが無くなることを経験した僕たちしかわからないことはあるので、このnote.の中間で書いておくと…
「グループが無くなる事はもう二度とそのライブが見れないのではなく、一緒に現場に通っていたオタ友と会わなくなるし、そりゃ連絡して次の現場に行けば会えるけど、約束も何もしないで会えてた空間は今日が最期だったし、もうこの先ずっとないんだよな…」ってこと
一番最後に事務所移籍した一人のチェキ会が堀江goldeeであったんだが、その帰り道の四つ橋線。
「あの新曲楽しかったな~」とか「来週の現場どこどこっすかwあれチケ代高いっすよw」とか他愛のない話をしていたオタクと会えるの「今日で最後かよ」とふと思って、地下鉄でそれぞれが最寄りで降りていって、最後の一人で降りた西梅田駅。涙が止まらんかった。悔しいのはメンバーだろうし、僕が泣くのは絶対合理的でも論理的でもないけど、もっと僕にも出来たことあっただろって。
もう地下アイドルにかかわるのはやめよう…それだけ思ってどう地元に帰ったのか今でも覚えてないな…

余談だが、この事件の裏でmint研究生として入ってきてくれたのが、あの2020.9加入組(ゆか・みさき・朱理・ゆい・みゆ)。
心が荒んでたあの時に入ってきてくれたフレッシュで明るく、キラキラした未来を求めて頑張るあの5人には本当に癒されたし、(僕にできる選択肢なんてなかったんやが)僕にできることがあるなら、それでも幸せに、自分のなりたいアイドル像を目指して頑張って欲しいって心から思ったんよ。レッスン終えて一緒に撮る集合写真とか…仲良く頑張っている姿で何度救われたことか…
リルビットが生きたルートだったら、もしかしたらこの5人にゆずめい加入して一緒のグループだったのかもな…ってのは時々ありもしない世界を考えちゃうやね

第四章「再咲」

※再起だと悪い状態なのが元に戻るという意味で、この二人は悪いことをしていないのにそんな熟語を使いたくなかったので、造語の「再咲(さいき)」としました

「はやく一郁の話をしろよ」と某〇〇かちゃんのオタクの声が聞こえてきた気がするので一郁マシマシで書いていくか。もう午前1時。一郁、ちゃんと寝たか?

2022年10月18日。
mintのタレント枠(と勝手に僕が言うてる)だった、わかと一郁。
ついに新グループの加入がツイッターで報告があがりました。
「デビューしたらどこかで会いに行くか…」そのくらいの気持ちで、本当に心がしんどかったのもあったんよね(オタクやめる言うてた結果?自分の誕生日以外のライブは11月全通しとる)

(地下アイドルのオタクやめるといいながら、ダブルヴィーのなお生誕と、このイベントは行ってるんやよね。挨拶回りしたかったってのもあるな…)

そしてグループのアーティスト写真も公開。研究生だった朱理・ゆい・みゆも加わって更にかわいい
リルビット時代はわかはボーカル、一郁はダンスが得意のイメージあったんだが、この二人は真面目に着実に経験してるのもあってどちらも得意分野になってて、アー写センターのわかに、デビュー曲は一郁と朱理の落ちサビとこの事務所に残った二人への事務所からの想いも感じられたやね
(ブルスタはゆいみゆ落ちサビやし、わかは勿論リルからの引継ぎ曲で落ちサビ担当して、すたんぴはデビュー当時から色んな子に落ちサビを経験させて育てていく姿が見られてよいなあって思ったんよ)

(わか一郁と研究生上がり3人のレッスン会場に行くエピソードのガチのファンなのでまた、わかかゆいに聴いてみてください。当時の温度差いいねぇってなったよねw)


ガッツリいかなきゃって思うようになったのいつからだっけな…
ブリーゼあたりからすたんぴ新規育成オタクの顔つきで通ってたけど、デビューライブは入院明けで行けたらラッキーくらいの気持ちで見てたので、やっぱ11月途中がターニングポイントだと思う

2期メン(おと・ゆら・ちゅんぴ・りさ世代)から本格的に何日記念やワンマン等でも本格的なお花を出していてオタクの企画力と構成力の凄さを感じているんですが、唯一心残りがあるとするとデビューライブではちゃんとお花出してあげれたら良かったなぁってずっと思ってます…
(デビューライブはちゃんと他のオタさんと連携取れてたら良かったんですが…それ以降は生誕等でファーストワンマンまでは色んな方々の協力でお花を出したり…その節はお世話になりましたm(__)m)

真面目でストイックだけど心優しい二人に期待の新人の三人を加えたこの五人で進む道を、ぼくはリルビットでできなかったワンマンライブ開催(そして1周年記念)まで見届けることを決めた特典会があったんすよね
僕の中で始まったBIGCATワンマンへの長い道のりのスタートラインだった

第五章「真剣」

「ガチじゃない恋の仕方は知らない」(by居酒屋で泣くながら語るガチ恋)
僕は推すなら真剣に推したいし、その子の事をもっと好きになれるよう考え過ぎてしまうタイプなんだが、「キミが最初で最後のガチ恋」いや、某紫さんおったわ。
ライブアイドルは成長を見届けるコンテンツだと思ってるので、今はもうそんなガチガチした恋はせずに、ゆったりとみるようになったんだけど、あの頃は好き増しがヤバかったですねぇ…好きはいくらあってもいいですからね(mintDDの戯言)

他の生誕ツイート上げるかと見直してたんだけどやっぱメンバー全員が映ってる方がいいよねってなって制服撮影会

ターニングポイントな日のセンシティブなチェキも…
よく”推し変”と言われるんですがその後もチェキにちゃんと行ってて、チェキ行く枚数減らしただけで外野がとやかく言うてくる風潮、地下アイドルのオタクって怖いってなりましたね(本人が言って来たらごめんなさいやけど第三者が言うのはおかしいなって話)
正直誰も軸にするか…という悩み以上に、前章にも書いた通り、ワンマンライブの開催を目指してどう進んでいくかしか…グループとしての想いがめっちゃ強かった時期でした(今もその気持ちがあるから、役目を終えてわろたに戻った後も、ぴは主現場じゃないにせよみんなで頑張っていく姿が好きなんやね~原点はここらへんかなと思ってます)

第六章「開催」

いちかちゃんへの想いを描く記事なのに何故かすたんぴっ!グループの記事みたいになっとるw

いちかちゃんはダンスが得意な…と最初に書いた通り、このワンマンではダンスのみの楽曲があったんですが、バチバチカッコいいので是非見てください。少なくとも1回は見て欲しい。(このBGMってオリ曲なんかな?知っている有識者諸兄諸姉がいたら教えてください。キミノヒカリの前奏と勝手に思ってる)

キミノヒカリ自体も派手なダンス曲でもあるのですごくカッコいい…良いなぁ…あの時が懐かしいよホント
僕はこの5人の輝きを見て、次の1周年ワンマンBIGCATも発表されて、僕の仕事はひと段落したな。。。ここまで物語を進めてこれて良かったと、1周年ワンマンは見届けてることだけはしなきゃとだけ決意をして一度幕を閉じたのだった。

第七章「挑戦」

ヤバいグループだろほんま

ミントさん、なお一郁の「12秒」くださいお願いします(仕事休めなかったのでギリギリ走って間に合わせた思い出。。。最高に良かったな…)

さて挑戦ということで。。。ワンマンのビックキャットは高い壁で、次に彼女たちが挑戦したのは「SEKIGAHARA IDOL WARS 〜関ケ原唄姫合戦〜(通称:関ケ原)出演」をかけて
僕が一番印象に残っているのは、お休みをしていたみゆ(初代白色担当)のファンの方がいつ戻ってきてもよいように全力課金して応援していたことですね…関ケ原2021は僕は東京遠征中の大雨NATSUZOMEで予選を見てたのもあって全力とは言い難かったのですが(2022はガチりましたね)、すたんぴファンの底力を見れてホンマにすごかったです。

みゆも一緒に行きたかったな…あと、いちかとわかの身長差…いやゆいと一郁は同じはずでは…とか色々と考察してるオタクになってる

そんな天然で面白くてボーカル力の高いみゆが突然の卒業。
その日のサンホールでライブがあったんですが、メンバー4人の普段以上の迫真のライブは忘れられないですね…サンホールでのライブがみゆにとって一番多かったんじゃないかな…生誕もサンホやったしね

そんな4人で何とかしようと頑張ってたものの11月のワンマンは目の前
彼女たちはどう思ってたのかわからないですが、僕から見てもっと戦力が必要…新たなチームメイトの加入が求められてるんだなって感じましたね…
(POPUPさんみたいに4人で戦い抜く世界もあったでしょうし、ただグループを継続していくにはやはり仲間が必要だと思うので…)

第八章「仲間」

新しい仲間はなんと4人。一気に大所帯になりましたね
人が増えると活気が増えるし、何よりステージの迫力が圧巻なんよ。
アメハレヒーローもハッピーマジックもスタンピットもやっぱ数の暴力という言葉があるようにステージの迫力があればついていくフロアもキタキタキタwwwwwwってなるんよね
4人ともそれぞれ才能や今まで得てきた経験を活かした凄い新メンばかりでこれはすたんぴっ!更に面白いグループになるなぁって思ったわ
BIGCATに向けて最高の援軍が加わり、遠征などを通じてステージ経験値をためてそしてついに1周年ワンマンの日がやってきた。

気合の優先2番入場。
1番入場の一郁推しのお兄さんの隣で見て、やはりというかどのライブも良かったんやが…ハッピーマジック一郁落ちサビ時代をあの花道センターステージは激アツやったし…ラビラビッ!のハモリも最高に良かった。
"この8人"だからできたことだなって
ただ何よりも「私の夜空を飾るキミへ」の一郁・朱理のハモりを見たときの感動は…一郁推しのお兄さんと良かったなぁと言い合った感動は僕の心に刻まれてます

同じ月のmintリクエストアワー2021でもすたんぴっ!のラビラビッ!が一位を取りすたんぴっ!の勢いが最高潮だったと思う。年末も楽しむし、なんならもうすぐ生誕かぁ…2022は会場どこやろねと一郁ファンは言ってて、僕も去年担当者として何かあったら動かなきゃな…と色々と考えていたところだったんだが…
ただその翌日の公式Twitter発表で…

第九章「卒業」

※すたんぴっ!の名を持つ女の子はこの世界で9人なので9章で納めたかったってのもある

アイドルは長い人生の中で一瞬だなって思ったわね
ここまで記事を読んでもらってる方は分かると思いますが、ターニングポイントと書かれたあたりと、ファーストワンマンあたりから、あまり一郁一郁と言わなくなってて…嫌いとかじゃなくむしろ好きなんだが、ちゃんといつもありがとうと伝える前に卒業発表があって、そこから色々と思ったんよなぁ…

だからといって今から(今更)チェキ積むのは違うと思ってたからそこまでいかなかった(いけなかった)けども、ちょくちょくいっては、あの時のチェキ懐かしいなぁ…とか思いつつ卒業なんて微塵も感じさせずに12月を過ごしていました。

そして2021年12月26日(日)梅田amHALL

4人(5人)の初期んぴライブ。最高やったね
あのセトリであのアムホールでライブ…
ここから再び咲いたキミたちが魅せる世界が本当に好きなんよ

一緒に一郁ちゃんと活動してくれたメンバーも最高やね

これ以上書くと蛇足になるので、1年越しのこの記事を最後まで書けて良かった
これから歩んでいく道もどうか幸あるものになりますように

ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。

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