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写植は文字詰めを変えた
こないだ写植のことを書いたが1つ忘れていた。
写植は活字に比べて自由に文字詰、カーニング(Kerning)や字送り(Tracking/Letter-spacing)ができる。ちなみにカーニングは1文字づつの調整、字送りはテキスト全体に対して均等にかかる設定。
活字だと間に何かを挟んだり、活字自体を削るなどして物理的に調整する必要がある。
Kernはもともと、文字の形で飛び出ている部分を指す言葉で、カーニングとはこの飛び出た部分をうまく処理することだった。下の図の右側が活字のカーニングだ。
写植はフィルムに1文字づつ感光させていくので、文字から次の文字への移動距離に制限はない。重なっても構わない。今では当たり前の時間調整は写植ができて初めて比較的簡単にできるようになった。
画像はwikimedia commonsから。
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