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Falsifiability 反証可能性は科学の条件

カール・ポパーは、反証可能性(Falsifiability)、つまり「否定あるいは反駁される可能性をもつこと」を科学の基本的な条件とした。
ポパーの本は一冊も読めていないので伝聞だし勘違いしてるかもしれないけど、この条件が好きだ。科学は真理ではない。真理に近そうだと思える考えに漸近するための手法だ。

何かを主張する際には反証を試みることができなければいけない。何かを言っては、反証できるかを厳しく試す(みんなに試してもらう)。反証の試みに耐えることがその主張の強さになる。
科学的、とは論理的であること、みたいなイメージがあるけれど(それは間違ってないのだけど)論理的なだけでは科学になれない。

科学の話に限らず、反証しようのない主張、というのは辛い。反証可能性がないということは「正しそうだ」ということを確認する手段もないということだ。デザインの仕事でも反証可能な形にするとテストできることが強みになる。

(なんでも科学的でなければいけないとは言っていない。世の中には反証可能性のない素敵な主張もたくさんある。あと数学は科学ではない。)

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