やれることからやってみる、意外とそれが付加価値になる。

ほんの少しの時間と労力の投資

私、今、ヒゲ脱毛をしておりまして、そこのサロンでの出来事というか体験したことなのですが、昨日、そのサロンに行ってたんですね。6回コースの5回目です。顎下から首周りのヒゲ脱毛です。私のヒゲが濃いのかあと1回にしてはまだまだ効果が薄いので、もう少し通わなきゃいけないのかなぁと思ってるんですが、今回、その通い続ける理由みたいなものがちょっと上乗せされる体験がありました。それが何かというと、施術が終わった後の軽いマッサージがサービスで加わったことです。他のサロンがどうかは分かりませんが、私が通っているサロンはまだ出来たばかりでスタッフお一人でやられているのでいろいろ試行錯誤しているのが見えるんです。その一つが今回のマッサージでした。
そのマッサージは決して本格的なものではなく、どこかで講習を受けたわけでもなく、見様見真似でやっている素人の肩揉みなのですが(でも上手かった!)、これがすごくよかった。何がよかったかというと、自然とそのスタッフの方とのコミュニケーションが生まれるんです。私は仕事関係で繋がっているというのもあって、そのスタッフの方とはもともと、施術が終わった後は別室でしばらく談笑してたりしたのですが、そうじゃなかったら施術が終わった後そのまま帰ってたりしてたと思います。そうなると6回コースが終わったら多分その後通い続けるなんて選択肢は生まれなかった。だけれど、マッサージというサービスでもってコミュニケーションが生まれることで、このスタッフの方との関係性が深まり、この人にやってもらいたい、この人に会いたいという通い続ける理由が出来る。なによりこのマッサージサービスのいいところは、普段持て余してた時間(予約〜予約の空き時間)を少し利用して、自分のほんのちょっとの労力を投下するだけで出来てるってところです。

コンセプトに沿ったサービス

こういったほんのちょっとのことで出来るサービスでよく見かけるのが、「○○○無料体験」とか「○○○が今なら半額」みたいなものだと思います。それはそれでキャンペーンとして成立しますし、集客という意味では一定の効果はあると思います。ただ、私が通っているサロンのコンセプトは「大人の隠れ家サロン」みたいな感じで、そのコンセプトでいうと「無料」とか「半額」みたいな謳い文句はちょっと違ったりします。特にターゲットの一つに30代後半から40代の男性でVIP層、というのがあるので、「無料」とか「半額」にしちゃうとサロンの品にも影響しかねない。だけど今回はじめたマッサージサービスはそういった顧客層にもうってつけなサービスで、サロンにコンセプトにばっちり合ったサービスだったと思います。だからこそ、このサロンやサロンのスタッフの方のファンを生み出していくんだろうなと思います。当然、私も今その一人です。
ほんのちょっとしたことでサービスの強化を図るとき、それがサービスのコンセプトに沿っているかいないかが結構重要で、付加価値を生み出すときは必ずここを押さえておいた方がいいと思います。

というわけで今日は、やれることからやってみる、意外とそれが付加価値になる。というテーマでお話しさせていただきました。

ブランド・プランナー 採用ブランディング認定ディレクター 下野

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