「何を売るか」と「どこで売るか」

自分の武器を整理する

私が入っているビジネスの団体では、毎週定例のミーティングがあり、毎週誰か一人の10分間のプレゼンがあります。私も3月に一度やって、stand.fmでもその内容をお話しさせていただきました。
で、先日そこで手紙の代筆のお仕事をされている方のプレゼンがあったんですけど、それがすごく勉強になったんです。まぁ、常日頃からこの方の考え方というかビジネスの方法論みたいなものはすごく参考にさせていただいたのですが、それを改めて勉強させてもらった感じです。
その内容全てをお話しするのはここでは割愛させていただきますが、私がなるほど!と思った点をいくつか。そのうちの一つが、まず自分の強みをしっっかりと武器として整理すること。その方の場合は書道をしていたので字がキレイというのと、webマーケティングの経験があるのでSEOの知識があること、というのが主な強みでした。それらを使って(掛け算して)、字を書く仕事をされていくのですが、ここでもう一つ、とってもとっても大きなポイントがあって、それが、どこで勝負するか?です。

売れる場所を探す

字を書く仕事、として真っ先に浮かぶのは書道家だと思います。他には筆耕とかありますが、「代筆屋」という仕事を始めて耳にする方も少なくはないんじゃないでしょうか。実は「代筆屋」をテーマにした小説やアニメがあったりとしっかりと世の中に確立されている仕事なのですが、実際にそれを仕事としてされている方は意外と少ない(みたいです)。
そこで、さきほどの強みの掛け算(字がキレイ×SEO)です。
「代筆屋」という仕事であれば、自分の字がキレイという強みが活かせて、SEOの知識をフル活用していけば、「代筆屋」=自分という地位が作りやすいという戦略を立てて、今やネット上の検索ではトップです。
ここで重要なのは、自分の武器がどこだったら通用するのか、そして、どこだったら自分が売れるのかをしっかり見極めているってことです。
字がキレイ!これだ!自分も有名な書道家になるぞ!うぉー!じゃないんです。それじゃ負け決定です。そんな書道家腐る程いますし、圧倒的なクオリティじゃないと生き残れない。ジャイアント・キリングなんてそうそう起こせない。それはもうギャンブルです。
そうじゃなくて、しっかりと自分がどうやったら生き残れるか、どの場所だったら勝率が高いのか(負ける確立が低いのか)を見極めることが大切で、どんな商品・サービスにもその場所を探すっていうことがいかに重要か。今回それを学ばせていただいたので、私も実践していきたいなと思います。

というわけで今日は、「何を売るか」と「どこで売るか」というテーマでお話しさせていただきました。

ブランド・プランナー 採用ブランディング認定ディレクター 下野


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