ビジョンは明確に、シンプルに、そしてでっかく。

最初に、ここでいう“ビジョン”は、「私たちが目指すもの」という定義であることを踏まえておいてください。よく、それミッションじゃね?って思われがちなので、今回の“ビジョン”はそういうことだと思っておいてください。まぁ、私的にはビジョンであろうがミッションであろうが、ただの『型』でしかないので、ぶっちゃけどっちでもいいし、どうだっていいんですが笑全てひっくるめて“理念”ってことで。

目指すところがないストーリーでは共感はない

で今日は、昨日お話しした「ストーリー」についての補足というか、続きみたいなお話しです。昨日は、栄光から挫折、そしてそこから這い上がってまた栄光を掴みとる、というストーリーは共感を呼ぶ、とくに挫折から這い上がっていくストーリー、上昇カーブの部分ですね、ここを惜しみなく表に出すことがブランドの共感を呼ぶよーというお話でした。
こういった挫折から這い上がっていくストーリーは、おそらくどんな企業、商品、サービス、人にも少なからずあると思います。ただ、そのストーリーが何の目的もないダラダラしたものであれば意味がありません。
「今、どん底だけどとりあえずなんとかしていきます」
では響かないですよね。当然です。そんなストーリーはストーリーたり得ません。何か“目標”があって、目指す場所があって、そこに向かっていく中で起こるストーリーに響きます。

王道少年漫画のようなストーリーは強い

それはもうまさに少年漫画のような。
例えば「ONE PIECE」
この世界的大ヒットの漫画ですが、主人公のルフィが「海賊王になる!」というでっかい夢に向かっていく様に、皆響いている。
そしてもう終わっていますが「NARUTO」というこれも世界的大ヒットの漫画ですが、こちらも主人公のナルトが「オレは火影になる!」というでっかい夢に向かってまっすぐ突き進んでいきます。
どちらもその道中で栄光と挫折を繰り返し、その都度這い上がってきます。ブランドのストーリーにもこれが必要なんです。
「海賊王になる!」「火影になる!」のような、でっかいビジョンです。まずこのビジョンを掲げた上に魅力的なストーリーは生まれていくものだと思います。どんな企業もどんな商品・サービスも、その立ち上げの時にはでっかいビジョンがあったはずです。
なので、このストーリーを打ち出すときはその“ビジョン”ありきで打ち出さないと意味がありません。
そしてこの“ビジョン”。
外に打ち出すときは、出来るだけ明確にシンプルに、がいいと思います。
「海賊王になる!」「火影になる!」
めちゃめちゃ明確でシンプルだと思いませんか?そしてでっかい。ストーリーを見直す際、この部分をしっかりと抑えておいた方がいいと思います。

というわけで今日は、ビジョンは明確に、シンプルに、そしてでっかく。というお話でした。

ブランド・プランナー 採用ブランディング認定ディレクター 下野

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